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ドーーン!(爆発音)
ドドーーン!
(田口公平 ナレーション) < その日 桜宮コンビナートで→
爆発炎上事故が起きた。>
(速水晃一) 業務連絡。 院内の医師は→
ただちに1階ロビーに集合せよ。
佐藤先生 何なんですか? これ。
(佐藤)いや おれも まだよく…。
(美和)速報が流れました。→
桜宮コンビナートで 大規模な爆発炎上事故です。
(三船)だからって こんなの過剰反応でしょう。→
救急要請も まだなんですよね?
いや 必ず来る。
ピーポー ピーポー…(サイレンの音)
(白鳥圭輔)((人呼んで ジェネラル・ルージュ。))
((血まみれ将軍 ってやつでしょう?))
((確か 例の 城東デパートの 大火災のころから→
そんなふうに呼ばれるように なったんですよね。))
だから ドクターヘリを早く飛ばせ!
それから 大至急 災害派遣医療チームを要請しろ!
化学コンビナートの爆発だ。 二次災害の恐れもある。
県内だけじゃだめだ。 他県にも要請しろ!
責任? そんなものは 僕が取るよ!
<住宅地をも巻き込み 大規模火災となり→
多くの被災者が 東城医大に運び込まれた。>
大丈夫ですよ。
安心してくださいね。 安心してください。
<受け入れの中心となったのが→
ジェネラル・ルージュこと 速水先生。>
< そして 彼が率いる 救命チームのメンバーだった。>
大丈夫です。
(真琴)お疲れさまです。
お前ら ここんとこ寝てないだろ。 少し休め。
(佐藤)速水先生こそ また倒れたりしたら…。
心配するな。 おれは もうじき ここを出てく。
(遥)出てくって…。 言ってなかったか?
クビになったんだよ おれは。
爆発事故がなけりゃ→
あの日のうちに 東城医大を 引き払ってたんだけどな。
そんな…。
まさか 先生→
おれたちに何を言わずに いなくなるつもりだったんですか?
嫌いなんだよ。 別れの言葉とか花束とか。
東城医大 辞めて 速水先生 どちらに。
私も… 何も。
(長谷川) どうなるんだよ ここの救命は。→
おれらだけでやっていけるのか?
やっていくしかないだろう。
(長谷川)爆発事故の患者も 大勢 残ってるのに。
(滝沢)がれきの下から→
50時間ぶりに 男性2人が救出されました。
まだ 生存者がいたのか。
(滝沢)1人は 頭部に損傷が見られますが→
意識は 比較的良好。 もう1人は 重症だそうです。
よ~し 準備だ。 (一同)はい。
到着しました。 (美和)奥 お願いします。
(滝沢)両下肢からの出血多量です。
(美和)中央 お願いします。 (滝沢)はい。
(長谷川)和泉 呼吸管理。 滝沢 ライン確保。
(滝沢・遥)はい。
(佐藤)よ~し 移すぞ。 1 2 3!
(佐藤)1 2 3!
(看護師)服 切りますね。
(看護師)モニター 着けます。
(佐藤)アニソコが出てるな。
脳挫傷の可能性が高い。→
CT準備。 (弥生)はい。
ピピピ… ピピピ…(モニター音)
(遥)心停止です。 (長谷川)心マ 開始。
クラッシュシンドロームだな。 長谷川 代われ。
エピネフリンとカテコラミン。 (長谷川)はい。
和泉 挿管したら HDF スタンバイ。
(遥)はい。 8.0。 (看護師)はい。
佐藤ちゃん そっちは どうだ?
意識はありますが→
アニソコが見られ 脳挫傷の可能性があります。
エコー見て CT行きます。
よし。 花房 ICU 2床確保。 はい。
肺挫傷の患者を内科へ移動。 骨盤骨折の患者を整形外科へ。
はい わかりました。
(弥生)でも 整形外科は満床で 受け入れできないと。
できるかどうかじゃない。 やるのよ。
(弥生)はい。
ピピピ… ピピピ…
大事故の後ですから 不安になって当然です。
また いつでも呼んでくださいね。
(真琴)田口先生。→
こちら 大久保先生と遠藤先生。→
救命で精神医療を担当なさってる 田口先生。
(大久保)しばらく 救命を 手伝うよう言われてきました。
大久保です。 (遠藤)遠藤です。
田口です。 よろしくお願いします。
(真琴)あっ。→
まあまあ 邪魔してごめんなさいね ヨシハラ君。
(ヨシハラ)いえ こちらこそ。
相変わらず 顔が広いですね 藤原さん。
ええ 院内ネットワークの 元締めですから。 ふふふふ。
さあ。
(弥生) 岡本さん 点滴 交換しますね。
(岡本)はい。
(ミチル)誰か… ねえ!
高木さん どこか痛みますか?
速水先生と話したいんだけど 先生 呼んでくれる?
大丈夫ですよ。 高木さんの治療は順調で→
明日にも 一般病棟に移れますから。
先生 呼んでくれるの? くれないの?
ああ… すみません。
こういう状況ですから 今すぐには。
あっそう。 じゃあ もういい。
何かあったら いつでも 呼んでください。
大変そうだねぇ グッチーも。
白鳥さん!
災害対策本部は もういいんですか?
うん。 後は県に任せた。
何とか 二次被害も 最小限に食い止めたしね。
それより 僕の知り合いが→
運び込まれたらしいんだけど。 知り合い?
ちょっと恩のある人っていうか…。
ああ いた。
どうも 神宮寺先生。 先生?
聞きましたよ 外傷性くも膜下出血だって。
でも意識も はっきりしてるし 血腫も引けてるんだよね?
ええ。
じゃあ 大丈夫だ。 良かったですね 先生。
(神宮寺)何てことだ。 ははっ。
爆発に巻き込まれて けがをしたうえに→
最悪の教え子に再会するなんてな。
あれ? 先生 誰かと間違えてませんか?
僕は どちらかというと 最高の部類に…。
白鳥君。 僕も 大勢 教え子を見てきたがね→
君らは 最悪だったよ!
君ら? ああ 君と。
もう1人は… ああ。
ああ~。 って何 納得してんだ グッチー。
いや だって…。
医学生のぶんざいで オペを見学してて→
執刀してる教授に ダメ出しをしたんだよ。
ははっ。 後は大変だったよ。
すごくわかります。 いいよ わかんなくて。
お楽しみのところ 申し訳ないが…。
大丈夫。 全然 楽しんでないから。
こんなものが届いてた。
「明日の昼過ぎ→
お前の患者が急変して死ぬ。→
助けられるかな?」。
死ぬって 誰か 思い当たる患者 いるのか?
いや。 何だね? そりゃ。
たちの悪い いたずらでしょ。 ご心配なく 神宮寺先生。
いたずらじゃなくて 本気の脅しかもよ。
お前が東城医大を去る直前に→
わざわざ こんなものをよこしたんだぞ。
東城医大を去る? クビになったんですよ。
北の病院に左遷です。 どういうことだね?
業者との癒着を この白鳥君に暴かれまして。
はっ… 嫌な言い方するねぇ。
癒着っていっても ここの救命を 守るためにしたことですから。
おれに恨みを持つ人間が 出したっていうのか?
そう。 速水晃一を恨んでいる人間。
う~ん。 大勢いすぎて 見当もつかないね グッチー。
白鳥さん。
まあ いいや。
調べといてやるよ。 今のお前に そんな余裕 ないだろ?
ああ 頼む。
事務長と花房師長にだけは このとこ 伝えて→
人の出入りに注意してくれって。
はい。
どういうつもりですかね こんなときに。
こんなときだからこそ かもね。
速水を よっぽど恨んでいる人間の 仕業か それとも…。
ジェネラル・ルージュを→
一日でも長く 東城医大に とどめておきたい人間の→
悪あがきか。
まだまだ不安定だな。 呼吸にだけ 気を付けろ。
この後 検査しますよ。
(浅野)お願いします。
はい そうですね。 これから1名 お願いしたいんですが。
よろしいですか。 では お願いします。
(弥生)良かったですね 岡本さん。 骨折の経過も順調で。
(岡本)ああっ あぁ…。
岡本さん? ああっ あぁ…。
うう ううっ…。 ちょっと失礼しますね。
はぁ はぁ はぁ はぁ…。
岡本さん!岡本さん? はぁ はぁ はぁ…。
聞こえますか? 岡本さん! はぁはぁはぁはぁ…。
(一同)1 2 3。
(佐藤)岡本さん わかりますか? (看護師)マスク着けますね。
はぁ はぁ はぁ…。
(看護師)モニター着けます。
(弥生)酸素は? 5リットル。
採血します。 岡本さん 血液検査しますよ。
38.5度の発熱。
血圧も低下してます。 (弥生)76です。
血圧 上げろ。 カテコラミン。 (遥)はい。
(佐藤)血算。 (弥生)はい。
CTに連絡。 血培2セット取れ。 (看護師)はい。
はぁ はぁ はぁ…。
(遥)岡本高次さん 30歳 男性。→
爆発事故の爆風で飛ばされ 開放骨折。→
朝の検査時には 異常ありませんでした。
(佐藤)今のところ 状態は落ち着いていますが→
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