Las primeras 200 líneas.
つまり 成林大学病院の 補助金不正使用を→
厚労省は 長年にわたり 隠蔽し続けてきたという事ですか?
成林大学病院の 菊池病院長と桜木厚労大臣は→
腹心の友であり→
隠蔽には大臣の意向が存在したと 理解しています。
大臣秘書官まで務めた あなたが→
なぜ 今 そのような告発を?
私は 先日 癌の宣告を受けました。
肝外発育型肝細胞癌。
ステージⅣA。
すでに 根治手術は不可能だと 診断されています。
このまま死んでいいのか?
正義を置き去りにしたまま 人生の幕を閉じていいのか?
私なりに 幾度となく 自問自答を重ねた→
不退転の決断です。
私は 残された時間の中で…。
「私の信念に基づいて→
最後まで 正義を貫く所存であります」
「先ほど 長年にわたり→
厚労省が隠蔽し続けていたと おっしゃいましたが…」
ちょっと 面白い事になってきたな。
肝外発育型肝細胞癌 ステージⅣAだって。
切りたい! 晶さん 営業してきて。
これは駄目ね。
関わったら 永田町のズブズブに巻き込まれて→
大変な事になるわよ。 ああ~!
どうせ正義をかざすなら→
現職の時に言えって話だよ。
中にいたら そうそう言えるもんじゃないわよ。
ちょっと気配見せただけでも すぐに上から潰されちゃう。
組織って そういうもんでしょ。
告発する人間は→
中にいても辞めても 潰されるわよ。
え? 辞めても?
ほら もう こんな記事が出てるわよ。
ほら! うわっ!
「八雲元大臣秘書官の 知られざる実態!!」
「赤ちゃんパブ通いの日々!!」
赤ちゃんパブ?
会見の日に あえて ぶつけてくるなんて すごいわよ。
誰がリークしたのか知らないけど 露骨な嫌がらせね。
権力とメディアの関係に 私は 恐ろしくなりました。
ねえ 晶さん 赤ちゃんパブってさ 何するとこ? どんなとこ?
あら 未知子~。
気持ち悪いよ。
それ ロンでちゅ。 えーっ!?
大四喜でちゅ。 役満でちゅ。
あーっ!
晶たんは 今日も強いでちゅね~。 うわっ こっちもか?
バブ~。 こっちも?
バブ~ バブ~。 こっちもか!
バブ~。 キモイ キモイ…。
〈これは 一匹狼の女医の話である〉
すいませーん! ちょっと ごめん!
ごめん ごめん ごめん ごめん…! ごめん ごめん!
〈2017年→
崩れ落ちたかに見えた白い巨塔は 再び その権威を取り戻し→
命のやり取りをする医療は→
本来あるべき姿を 完全に見失った〉
失礼します! 失礼します!
ようこそ 我が東帝大学病院へ お越し頂きました。
私どもは あなたの正義に 感銘を受けております。
全力を挙げて 治療にあたらせて頂きます。
よろしくどうぞ。 御意…。
厚労省に謀反を働いた私に→
まさか 味方になってくれる病院が 現れるとは思いませんでした。
感謝します。 いえ…。
ああ…。
世に正義を問う男の命を救う。
これこそ正義の中の正義です。 ねえ。
ハハハ…。 君たちもさ 心して治療にあたるようにね。
御意! ありがとうございます。
あっ 痛い。 ちょっと… ちょっと痛い。
〈そんな中→
どこの大学医局にも属さない フリーランス→
すなわち 一匹狼のドクターが現れた〉
患者を広告塔にしたら あかんやろ。
元大臣秘書官だもん。
治したら病院のPRになる事は 間違いないよ。
確かに。
けどさ 肝外発育型肝細胞癌だぞ。
なかなかハードル高いし 根治出来るのかな?
いや~。 厳しいかもな。
難しいよな。 出来るかな?
あとにしてください。
御意!
〈群れを嫌い 権威を嫌い 束縛を嫌い→
専門医のライセンスと 叩き上げのスキルだけが→
彼女の武器だ〉
あとにしてください。
なんで?
今の 日本医師倶楽部の 内神田会長やろ?
ああ。 内神田会長が なんの用だ?
迫力あるわあ。
あなたが大門さん?
誰?
失礼な口を利くな!
このお方は 日本医師倶楽部 内神田会長である!
ふ~ん。
バイトの分際で…。 フリーランス。
大門未知子さん。
あなたの噂は聞いてます。
これからも 頑張って。
お疲れさま。
〈外科医 大門未知子〉
〈またの名を ドクターX〉
原先生 どうしたんですか?
あっ 失恋旅行。
ロシアの彼女ですか? そう。
一緒に行くはずだった 富士山行ってくるって。
樹海のほうじゃ ないでしょうね?
まさか!
それでは 今週の 術前カンファレンスを始めます。
1例目は 54歳 男性 八雲拓哉さん。
肝中央下部から肝外に 9センチほどの腫瘍。
内視鏡下生検の結果 診断は 胆嚢癌を重複した肝細胞癌。
みんなも知ってのとおり→
八雲さんは 今 世間が最も注目している人物だ。
国民全ての視線が 今 この東帝大に→
注がれていると言っても 過言ではない。
たった一つのミスも許されない。
細心の注意を払って 治療にあたってくれ。
御意!
胆嚢との境界が不明瞭な ひょうたん形の腫瘍。
これは つまり 肝細胞癌と胆嚢癌の衝突腫瘍だ。
極めてまれで 不明な点が多い。
衝突癌…。
問題は 誰がオペするかでしょうね。
あんな癌 切れるのは 1人しかいないよ。
大門くん 君なら どうする?
肝部分切除および胆嚢摘出。
肝S4a S5 S6に合わせて→
胆嚢を含む肝外腫瘍を 全て切除する。
大門。 門脈の処理は どうするんだ?
尾状葉門脈枝を結紮切離しながら 門脈左枝を露出。
大門 その場合→
門脈本幹に腫瘍が残存する リスクはどうする?
腫瘍を門脈ごと切り離し→
門脈本幹と門脈左枝を 再建すれば問題ない。
はい。
その肝心の 腫瘍の切除ラインは どうするつもりですか?
そこは切ってみないとわからない。
その場で判断するんですか? そういう事。
つまり 臨機応変に対処しろって事だ。
まるで すごくいい病院の すごくまともなカンファレンスみたいだ。
えっ? なんだ? これ。
はい。 このオペ 僕にやらせてください。
おい 西山ちゃん…。 出来るの?
あんたには無理。
そのとおりだ。
このオペには 最高レベルの技術が必要だ。
大門 このオペは お前にしか出来ない。
みんなも 大門に協力してくれ。
力を合わせて 八雲さんを救うんだ。
御意!
御意!
なんなんだ? この一体感。
怖いよ 原先生…。
八雲元大臣秘書官を 治療するそうだね。
はい。 もう この正義のオペ 会長も→
さぞかし喜んで頂けるものと 信じております。
蛭間!
あの… 何か不都合な事でも ございますでしょうか?
成林大学病院の菊池病院長と 桜木厚労大臣は お友達です。
ああ…。
大臣のお友達は誰ですか?
大臣のお友達?
あ… 誰ですか?
私だ。
お友達のお友達は お友達です。
いろいろしゃべられて困る お友達は→
他にも たくさんいらっしゃいます。
八雲元大臣秘書官は 国を敵に回したんだ。
この先 生きていても きっと いい事はないだろうね。
これ以上 言わせないでほしいな。
私は うまい肉が食いたいんだよ。
「忖度!」
「忖度! 忖度! 忖度!」
「本当に忖度! 忖度 忖度…」
「ごめんなさい」
八雲元大臣秘書官の執刀医は→
失敗しない大門です。 そうですか。
大門なら 患者の根治は 限りなく可能だと考えます。
もちろん 国会の証人喚問にも 十分 対応出来るかと。
うん そうでしょうね。
この際 バイト風情である という事には目をつぶり→
正義の遂行を 最優先に考えた判断です。
素晴らしいじゃない。
ありがとうございます!
蛭間院長にも喜んで頂けると 我々 確信しておりました。
うまいか? カニしゃぶ。
もう最高です。 おいしいです。
だけどねえ… うん…。
あの… 何か お気に召さない事でも?
いや… フッ…。
正義の遂行をするんだったらさ
何も バイト風情の大門未知子に 任せっぱなしにするんじゃなくてさ…。
ええ? 東帝大学病院総合外科の顔である→
お三人のうちの誰かが 執刀すればいいんじゃない?
あ… なるほど。 あれですか? 蛭間院長。
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