نخستین 200 خط.
(メインテーマ 管弦楽曲)
(竹を切る音)
(ナレーション) 今は昔 竹取の翁(おきな)といふ者ありけり
野山にまじりて 竹を取りつつ
よろづのことに使ひけり
名をば さぬきの造(みやつこ)となむ 言ひける
(竹が光る音) その竹の中に もと光る竹なむ―
一筋ありける
あやしがりて寄りて見るに…
(足音)
(翁(おきな))はて まだ梅も咲かんのに 竹の子とは
わっ! あっ… ハァハァ…
はっ
これは…
うわ!
(光り輝く音)
(翁(おきな))ああ…
あの あなたは いったい どなた様でしょうか
え? あ…
(あくびの声)
(翁(おきな))はあ!
はあ!
何と美しいお姫様だろう
これはきっと天がワシに 授けて下さったものに違いないぞ
(ピアノ管弦楽曲)
ああ…
(吐息)
ああ…
(鳥のさえずり)
(媼(おうな))何か つかまえたんですか
まあ! 可愛いお人形さん
違う違う ねむってるんだ
(媼(おうな))ええっ! (翁(おきな))しーっ!
(寝息)
竹林で授かった
授かった?
天からの授かりものだ
まあ!
ワシに授かったのだ
あら 育てるのは私です
育てる? もう こんなに立派なお姫様だ
いえいえ これからが大変ですよ きっと ねっ?
うーん…
ああ…
ほうら!
(姫)うーん (媼(おうな))はっ!
(翁(おきな))うわ! ああ!
(赤ん坊泣き声)
ほらほら ボーッとしてないで そこの布 取って下さいな!
(翁(おきな))ああ…
(媼(おうな))よしよし よしよし…
(翁(おきな))こ… これか?
(笛の音楽)
おうよしよし よしよし…
(媼(おうな))よしよし (翁(おきな))いったいこれは…
やっぱり この子は私に 育ててもらいたいんですよ
(媼(おうな))上物(じょうもの)のザルをひとつ おねがいします
(翁(おきな))え? いや その しかし 不思議すぎやしないか?
(翁(おきな)) もののけだったら どうする
(媼(おうな))この子が もののけに見えますか?
(翁(おきな)) いいや 可愛い赤ん坊だ
(媼(おうな))でしょ
だが さっきまで 美しい姫だったのに
それはね あんな美しい娘になるよって
天が前もって 見せて下さったんですよ きっと
そうか
だから始めから ちゃんと 育てなさいって 赤ん坊に
なるほど きっとそうだ
そうですよ
なるほど なるほど あっ オッパイはどうする?
だからこうして もらい乳に
(翁(おきな))そうか 木地師(きじし)んとこに 赤ん坊がいたな
それで これを?
ええ お礼にね ん?
どうした?
(鳥のさえずり)
(媼(おうな))うっ… ん?
(赤ん坊の泣き声)
お おい! 何をする気だ
よしよし おなが空(す)いていたんだねえ
お前 いったい…
ほら ごっくんごっくん 飲んでますよ
はあ…
お乳が出るんですよ 私!
(のどかな音楽)
(風が草木をゆらす音)
あら?
(媼(おうな))笑った
(翁(おきな)・媼(おうな))笑った!
何だか急に重くなりましたよ この子
まさか
(のどかな音楽)
(媼(おうな))あっ! (翁(おきな))どうした?
また重くなった
え どれどれ
(赤ん坊のぐずる声) 何だか育ちが早そうですね
(翁(おきな))ほいほい ほいほい (赤ん坊の笑い声)
(明るい音楽)
あら 梅がもう…
(ウグイスの鳴き声)
(はしゃぐ声)
おお 重くなった 重くなった!
(媼(おうな))でしょう?
(翁(おきな))驚いたな
(ナレーション) この不思議な赤ん坊は その日から―
竹取の翁(おきな)と 媼(おうな)の手で―
大切に育てられることになりました
(明るい音楽)
(赤ん坊の声)
(ため息)
(鳥のさえずり)
(赤ん坊の声)
(赤ん坊の声)
(赤ん坊の声)
(赤ん坊のうなり声)
おっと危ない これは まだダメだよ
(赤ん坊)ううっ
(赤ん坊の声)
(男子1)赤ん坊がいるんだぞ
(男子2)本当? どこの子?
イテテ おすなよ
あっ いた!
(笛の音楽)
(男子3)あっ こっち見た! (男子1)ほんとだ
(男子2)ちがうよ
(カエルの鳴き声)
(カエルの鳴きまね)
ん?
どうしました? (翁(おきな))いや
(赤ん坊)グエッ グエッ (同時にカエルの声)
(カエルのまね声)
(翁(おきな))おお!
(カエルのまね声)
まあ (翁(おきな))すごい!
(赤ん坊)ああ!
(カエルの声)
(赤ん坊)あー あー
(翁(おきな))おおっ! (子どもたち)あっ!
(媼(おうな))ああっ!
(翁(おきな))ヒメ! ヒメ!
(翁(おきな))はっ!
(赤ん坊)ハハ! 立った!
(翁(おきな))ああ!
歩いた!
(赤ん坊)ん… (翁(おきな))おお!
まあ…
(赤ん坊)あー (媼(おうな))まあ!
(翁(おきな))おお おお
よしよし
ハハ ヘンなやつ!
歩いたぞ
さっきは はってたのにな
(男子2) 急に大きくなったんじゃないか?
ほんとだあ! タケノコみたいだ
そうだな タケノコだ
タケノコー!
タケノコー!
(子どもたち)タケノコー!
タケノコとは何だ! ヒメだ ヒーメ!
ターケノコ! ターケノコ!
(子どもたち) ターケノコ! ターケノコ!
ターケノコ! ターケノコ! ター…
ああっ…
ヒーメ おいで! ヒーメ おいで!
(翁(おきな))ヒーメ おいで! (赤ん坊の笑い声)
(翁(おきな))ヒーメ おいで! ヒーメ おいで!
(子どもたち)ターケノコ! (翁(おきな))ヒーメ おいで!
(翁(おきな))ヒーメ おいで! (子どもたち)ターケノコ!
(翁(おきな))ヒーメ おいで! (子どもたち)ターケノコ!
(子どもたち)ターケノコ! (翁(おきな))ヒーメ おいで!
(翁(おきな))ヒーメ おいで! ヒーメ おいで!
ヒーメ おいで! ヒーメ おいで! ヒーメ…
おいで… うわあ!(涙声)
(翁(おきな))ヒメ! わははは (ヒメの笑い声)
(二人がはしゃぐ声)
(トンビの鳴き声)
(鳥のさえずり)
(明るい音楽)
(ヒメ)ハハハ!
ハハハ!
よし 一緒に行くか
ハハハ!
(たけのこを切る音)
(鳥のさえずり)
たけのこ 今晩のおかずだよ
オカズ オカズ! タケノコ タケノコ!
よし ちょっと離れてなさい
(子どもたちが笑う声)
(男子1)うわ いっぱい出てる (男子2)こりゃ うまそうだ
(子どもたちの笑い声)
(竹を切る音)
(カエルの声と鳥のさえずり)
(ウリぼうの鳴き声)
うわあ
(ヒメ)うふふ
(ウリぼうの鳴き声)
アハハ
おいで
(ヒメの笑い声) (ウリぼうの鳴き声)
(ウリぼうの鳴き声)
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