نخستین 200 خط.
あ… あぁ…
お父さん 分かりますか?
僕です 龍太郎です
お父さん このまま死なれては困ります
例のもの どこにお隠しになったんですか?
お答えは? お答えをおっしゃってください!
おじいさま
ご臨終でございます
声を出せ 声を!
気合いを入れていけ!
佐藤! 足が止まってるだろ 声出せ 声を!
ヤ~! 面!
胴!
小手!
いいか
全国大会も近い 今のお前たちの実力なら
十分 上位を狙えるとは思うが 油断は禁物だ
気を引き締めていけ はい!
何してんだ? あの子 結構かわいくないか?
この学校に 何か?
ここ 男子校ですよ
桜葉女学院だったら 通りの向こうだけど
いえ… 私 ここの校長先生に 用事があるものですから
校長室 どちらですか?
これが あの有名な 近松大学付属辯秀高等学校か~
約して 近辯高校です
毎年 たくさんの人が 東大に入ってるんですよね
まぁ…
そこが校長室だから
本当にありがとうございました 助かりました
じゃ
あの…
すぐ終わると思いますので よかったら どこかで お茶でも
そっか これから帰って 勉強がありますものね
そんなことないよ
じゃあ さっきの校門の所で待ってるから
遅いな さっきの校門の所で待ってるから
何かあったのかな?
どうする? 終電…
行っちゃったぞ
行っちゃったな
みんな ちょっと聞いてくれ
既に知ってる者も いると思うが
吉沢先生が ご病気のため しばらくお休みすることになった
そこで 今日から 新しい先生が お前たちに英語を教えてくださる
先生 どうぞ
えっ!? あの女…
教師だったのかよ 静かにしろ!
こちら 鮎川美沙子先生だ
お若く見えるが この道10年のベテランだ
この道10年のベテラン? いくつだよ?
先生が指導なさった学校では
英語の成績が 皆 飛躍的に向上しているそうだ
その実績を買われ 今回 特別にお越しいただいた
これから 皆さんと一緒に 勉強することになりました
鮎川美沙子と申します よろしくお願いいたします
よろしくお願いします
先生は このように 美人で おしとやかな方だが
間違っても 手を出そうなどという 不届き者がいたら
この大道が容赦せん!
では 先生 後は よろしくお願いします
よろしくお願いいたします
うるさいぞ お前ら!!
おい そこの2人 これを貼れ
はい はい
授業中 「私語は厳禁」
「質問も厳禁」
「付け届けは現金で」
これが 私の教育方針だ 覚えやすいだろ
成績は なるべく 公平に付けるつもりだが
賄賂… 付け届けの額によって 心が動くこともある
親に言っとけ
そりゃないでしょ ダメだよな
お前ら このクラスだったのか
昨日は よくも タメ口きいてくれたな
俺たち あれから ずっと 校門で待ってたんですよ
気が変わって 裏口から帰った 何時まで待った?
夜中の1時は過ぎてました なぁ? うん
ということは 7時間13分
新記録だな
どういうことですか!?
お前たちが どれだけバカか 知っておく必要があるだろ
普通の人間は 15分で だまされたと気づく
うわっ
では 授業を始める 何ページまでいった?
教科書は 2年の間に 3年の分まで終わりました
今は こっちの副読本を使ってます
先生 どうかしましたか?
いや… 下手くそな文章だな これ
それ イギリス文学の最高峰 っていわれてる
ディケンズの『ニ都物語』ですけど
分かってるよ 奴とは ごく親しい友人だ
19世紀の作家ですが
もちろん 息子の方とだ
よし! これは忘れろ
いいか お前たちがダメなのは 英語を外国語と思っているからだ
英語は 日本語が訛ったものにすぎない
関西弁や琉球弁と同じく いわば 欧米弁とでもいうべきものだ
従って 意味と発音を的確に結びつければ
単語は簡単に覚えられる 例えば…
「コールド」 これは 寒いという意味だ 分かるか?
これは 「凍るど」と覚えればよい
コールド… 凍るど
はい 全員で
聞こえない!
コールド… 凍るど
もう一回!
くっそ~ あいつら なんで あんなにレベルが高いんだ
痛っ…
今村君!
ごめんね 待った? いや
よかった どうしたの? 元気のない顔して
今度来た英語の教師ってのがさ ひどい奴で
頭悪いくせに 態度はでかい しかも 金の亡者だ
辞めさせちゃえば? それが 美人で外面はいいから
教員室じゃ えらく評判がいいらしいんだ
美人ねぇ お待たせいたしました
今村君 まさか その先生のこと…
今村君
えっ あぁ… で 何? 相談って
実はね 変なことに 巻き込まれちゃって 困ってるの
私の遠縁の親せきに
青柳龍左衛門っていう おじいさんがいるの
青柳家っていえば 代々続く名家なんだけど
1か月前 その龍左衛門さんが 一族の人たちを屋敷に集めたの
わしも 最近は 体の調子が思わしくない
そろそろ 万が一の時のことを 考えねばと思ってな
なにをおっしゃるんです
お父さん まだまだ お元気じゃないですか
そのとおりですわ
寂しいこと おっしゃらないで… ゆうこ
はい
久しく見ぬうちに 美しく成長したな
桜葉女学院に 通っておるそうじゃの
才色兼備とは お前のことだ
話 作ってないか?
いいえ 大事なのは ここから
わが青柳家には 代々伝わる 家宝があるのを知っておるな
明の時代に 中国より渡来した 純金の壺のことでございますね
そうじゃ
わしは お前たちの中の 一番賢い者に
それを譲りたいと思う
その壺を わしは ある場所に隠した
見つけ出すヒントが この中に書いてある
ここに書かれた暗号を解けば 壺の隠し場所は分かる
冗談は やめてくださいよ お父さん
家宝は 当然 長男の私が受け継ぐはずじゃ…
お前が 一番賢ければな
お義父さま それは あんまりじゃ…
見苦しいわよ 義姉さん
要するに 全員にチャンスがある ということね
そうこうするうちに おじいさまは 急に 病状が悪化して…
お父さん 例のもの どこにお隠しに?
お答えをおっしゃってください!
後には 誰にも解けない 暗号だけが残されたってわけ
それが これなんだけど
「私には 道はない」
「あなたは 歩けない」
「彼女は 本当に殺す」
何のことか分かる?
これを解けば 壺は 君のものになるってことか
私は 壺なんて欲しくないの
ただ このままじゃ
一族のみんなに よくないことが起こる気がして…
だから 私が最初に見つけ出したいの
お願い 助けて
分かった
俺に任せてくれ
逆さに読んでもダメ 1文字ずつ飛ばして読んでもダメ
そんな単純なわけないだろ
文字を全部ばらして 並べ直してみても うまくいかない
まずいぞ 誰かが 俺たちより先に解いたとしたら
ありえない 俺たちに解けないってことは
誰にも解けないってことだ
お前ら 何やってる? 何でもありません
お前 昨日 桜葉女学院の奴と会ってたろ
なんで知ってるんですか? 罰として 土日は外出禁止だ
え~!?
先生
土日は 今村と俺たち 行かなければならない所が
いわば 人助けというやつで
人助け?
ふ~ん
つまり 暗号を解かないと 一族の間に争いが起きてしまうと
はい 嘘つけ!
桜女の奴らと いちゃつきたいだけだろうが
で その家宝っていうのは 何百万円とかするのか?
先生 そんな安いわけ ないじゃないですか 純金ですよ
何千万円 いや ひょっとしたら 何億円…
何億円!?
その 暗号というやつを見せろ
先生には解けないと 思いますけど… あっ
俺たちが さんざん考えて 分かんないんですから
解けたぞ えっ!?
よし! 明日8時 駅前集合
くそっ… せっかく 楽しい夜が過ごせると思ったのに
なんで 教師なんかと一緒に 行かなきゃいけないんだよ
っていうか 暗号が解けたって マジかよ
みんな~!
よいしょ よいしょ…
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