نخستین 200 خط.
(花田欽也) あ~!!
くっ… う~!
うあ~!! うっ…。
(おばさん) あんちゃん ウンコしたいんでないかい?
はい…。
昨夜 食ったカニが…→
あたったらしくて…。
あ~ それはまぁ 気の毒になぁ。
ちょっと待って。
運転手さん あの人 ウンコしたいんだって→
ちょっと止めてやってや。
(おばさん) ダメ? あ~…。
羽幌まで あと10分だってよ。
なっ 我慢しなさい。 はい。
我慢できるかね?
さぁ…。
あ~っ!! ちょ…。
深呼吸… 深呼吸しなさい 深呼吸!
う~っ… あぁ…。
あ~っ…。
う~っ…。 (おばさん) 大丈夫?
我慢できる? もうすぐ着くからね。
う… あぁ…。 うん うん。
う~~っ…。
う~っ…。
あっ…。
あっ… あ~!
うっ… う~!
(男) 何すんだよ お前! うわ~!!
(女) ≪は~い 入ってま~す≫ うっ… くっ…。
あ~~っ!!
あ~っ あった~!! よし!
ト… トイレ どこですか!?
分かった!
(店員) 突き当たり 左。
あ~っ!!
あっ あ~ すいません!
う~ うっ うっ うっ… あっ あっ あっ あっ あ~…。
あっ! あ~!!
あ~… あ…。
ん~っ ハッハッハッ…。
あ?
お~い!!
待って~~!!
お~~い!!
バス! お~い!
待って~~!!
お~~い!!
待ってよ~!!
お~~い!!
くそ~っ!!
僕が下痢をして→
ウンコをするために バスを降りたのは→
運転手さんも知ってるんですよ!
なのに どうして あと1分 待ってくれないかなぁ。
稚内で 6時に バイトの面接なんですよ。
間に合わないじゃないですか!! どうしてくれるんですか!!
もう じゃあ しょうがないから お金 返してくださいよ!
ここから稚内までの分!
あっ!
ほら~!! もう!! また したくなっちゃったぁ。
というわけで 紹介してもらった 稚内のホテルとは別のとこ→
どっか ありませんかねぇ?
はい 条件は同じで。
住み込み 食事付き 経験不問。
はい。
場所は… 別に こだわる理由は ないんですけど まぁ稚内で。
もう 手前まで来ちゃってるんでね 戻るのも あれですし。
今ですか? え~っとねぇ 羽幌だったかなぁ。
あっ 「羽幌 えびタコ餃子」 なんていうのがありますよ。
うまいんですかねぇ これ ヘッヘッヘッ。
よっ。
ん~! 日本海かぁ!
しっかし ひどい目に遭ったなぁ くっそ~。
お~ いるねぇ。
おじさんさぁ さっき歩いてたら→
「羽幌 えびタコ餃子」なんていう ノボリがあったんだけど→
あれは うまいのかねぇ?
(釣り人) さぁ。
町おこしの意欲は買うけど→
やっぱり エビはエビ タコはタコの 味わいがあるわけだから→
別々に食べてあげたほうが いいんじゃないですかねぇ。
これ おいしそうだねぇ。 (釣り人) やるよ。
ホント? いや~ ありがとう いただきます。
そいじゃあね。
(汽笛)
あの船 どこ行くんですかね?
(島 勇作) ヤギシリ。
ハギシリ?
ヤギシリ。
あ~ 島があるんだぁ。
「ヤギシリ」って島の名前ですか?
やっぱり ヤギのシリみたいな形 してるんですかね?
チッ はぁ…。
北海道って ネーミングが面白いですよねぇ。
積丹なんてのは やっぱり暴走族が つけた地名なんですかねぇ?
「尻が焼ける」と書いて 焼尻だ。
何だ あいつ…。
ヤバっ バッテリー切れだ。
コンビニ コンビニ。
コンビニ?
どこだよ!
コンビニ。
もう! 全然な~い!
もう…。
ない~! ない ない ない。
「営業中」。
よし。
すいませ~ん!
こんにちは~。
すいませ~ん!
すいません。
あの すいません ちょっと…。
あ~っ! 何だ さっきのおじさんじゃ~ん。
お昼?
あっ そうだ ケータイのバッテリーが 切れちゃって充電したいんだけど。
いい?
俺は店の人間じゃ ない。 そうなの?
まっ いいか 後で断れば。
あれ… おっ あった あった…。
よいしょ… ふぅ~ 助かった 助かった。
いないの? 店のおばさんか 誰か。
おばさんじゃ ない。 じゃあ おじさん?
おじさんでもない。 誰?
(小川朱美) 驚いた。
今 自動販売機って カードないと タバコ買えないのね。
タバコ屋さんまで行って来たの これでよかった?
ありがとう。
あっ いらっしゃい。
あっ あっ ねぇねぇねぇ→
ケータイの充電 させてもらってるけど いいよね?
何か頼むから。 どうぞ。
悪くないな この町も。
≪うち 禁煙じゃないから 吸ってもいいよ≫
あっ 俺 タバコ吸わないの。
高校の時は吸ってたんだけどさぁ 体に悪いから やめたの。
≪あなたに いってないけど≫
何にしますか?
俺に聞いてる?
決まってるでしょ。
あ~… あっ じゃあ おじさんと 一緒でいいや カレーライス。
はい。
(着信音)
はい もしもし いや~ すいません バッテリー 切れてて。
で どうでした?
あ~ そうですか…。
じゃあ また新しいのがあったら 連絡ください。
はい よろしくお願いしま~す。
今 ここら辺で新しいバイトの募集 ないって。
一昨日までね 小樽のホテルでバイトしてたの。
リゾバ。
リゾバ?
そう リゾートバイト 東京ではね リゾバっていうんですよ。
そのホテルのマネジャーが イヤなヤツでね→
威張るんですよ ちょっと背が高いからって。
いや~ 背の高い男に ろくなヤツは いないよ。
「大男 総身に知恵が回りかね」 ねっ そんな言葉ありましたよね。
結局 そいつと大ゲンカして 辞めてやったんですよ→
バイトぐらい いくらでもあると思って。
でもなぁ…。
昨夜 景気づけに食ったカニが→
運の尽きっていうか…。
そう 面接行くバスの中で ウンコしたくなっちゃって。
すいません… ねぇ… 今…→
今 その話はダメだね すいません ごめんなさい ごめんなさい。
(小川早苗) ただいまぁ。
あっ またパチンコ行ってたの? 私一人に 店 押しつけて。
あら 行かなかったの? 焼尻。
ああ。 じゃあ もうひと晩 泊まるの?
したら 今夜 うち来てよ 夜は楽しいよ。
私 化粧して美人になって待ってる ハハハハ サービスするよ。
やめてよ お母さん ちょっと 奥のお鍋 見て来て。
はいはい フフフフ。
ねえさん 勘定。 あっ はい 600円になります。
あっ おねえさん→
今晩 どこか泊まるとこないかなぁ いいホテルか何か。
あぁ 川の向こうに きれいなホテルあるけど。
『サンセットプラザ』っていう所。
1泊 いくらぐらい? 俺 あんま 金ないんだよ。
じゃあ このおじさんと 同じペンションにしたら?
おばさん親切だし。 ホント?
ねぇねぇねぇ おじさん おじさん 俺も 一緒に行っていい?
すぐ食べちゃうから。
はい ありがとうございました。
ああ… これ 私のおじいちゃん この右端のが お父さん。
ねぇ 待っててね。
ここだ。
えっ これ? ペンションっていうから もっと きれいなとこかと…。
ん~…。
(照代) あれ? どうしたの? 焼尻 行かなかったの?
もう1泊 いいかな? いいわよ。
あと こいつに 部屋 あるかな?
あっ どうぞ 1泊5000円ね。
5000円?
ヤッバいなぁ。
俺の部屋でもいいんだけど。
えっ?
相部屋なら2000円でいいよ。
にいさん 相部屋じゃ イヤか?
いえ ありがとうございます!
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