نخستین 200 خط.
21世紀も終わりに近づき、
地球の諸国家はついに平和を手にし、
協力して宇宙の探索と
入植を進めていた。
あいにく、宇宙には我々以外も存在した。
ドラックと呼ばれる異星人の種族が…
先住権を主張してきたのだ。
銀河系で最も豊かな星系に対して。
当然、戦わずして譲るつもりはなかった。
宇宙は新たな戦場となった。
多くの者にとって、地球は何光年も離れた懐かしい思い出となった。
唯一の家は、宇宙に浮かぶ要塞だけだった。
どんな戦争にも言えることだが、
ただひたすら待つだけの長い期間がある。
そしてある時…
全隊員、戦闘配置につけ。
発進準備。演習ではない。
全隊員、戦闘配置につけ。
発進準備。演習ではない。
こちらフライトリーダー、エコー2へ。 3時の方向に敵機4機、接近中。
了解、エコー2。受信した。 右へ90度、迎撃せよ。
こちらエコー6、リーダーへ。 味方がイエローラインを越えてる。
了解、エコー6。タイマンで交戦を許可する。 援護2機付き。
野郎どもを片付けて、さっさと帰ろうぜ。
マーチソンと熱いデートの約束があるんだ。
あの看護師か? 今度こそイケるぜ。
彼女も落ちるはずだ。 保証するよ。
あの「白い風船」って呼ばれてたマーチソンか?
やめろよ。 20ポンドも痩せたんだぞ。
仕留めた!
- やったな。 - ああ!
3時の方向にさらに6機だ。
- リーダー、聞こえるか? - 了解、エコー2。
俺たちが見えてないと思ってるらしい。
俺には全く見えてなかったぞ。 誰か見えたか?
今見えた。
- で? - ウィル、12時の方向に敵機だ。
しっかりつかまってろ、ジョーイ。
エコー6、敵機が接近中!
- どこだ、ウィル? - 貴様のすぐ後ろに…
- なんてことだ! - この野郎!
残り何キロある?
あと65だが、エンジンの熱問題が発生してる。
- ウィルは何をしてるんだ? - 祈っておけ、このヒキガエル野郎。
くそっ!
エンジン温度が異常上昇!
頼むぞウィル。吹き飛ばして、ここから脱出だ!
下に見えるのはファイリン4だ。 未踏の地だぞ。
待て、ジョーイ。
大気圏突入だ。 バイザーを下ろせ!
見失った! スコープはどうなってる?
ウィリー、頼むから離脱してくれ! 燃え尽きちまう!
くそっ!どこへ行った?
脱出した!離れたぞ!
あの野郎、脱出しやがった!
行くぞ、ジョーイ。 俺たちも脱出だ!
くそっ!機首を上げろ。
さあ、来い。さあ!
機首を上げて。そうだ。
その調子だ。
上がれ、上がれ!落ち着け。
さあ、ジョーイ。
来い。頑張れ。
ジョーイ!
- 無事か、ウィル? - ああ。大丈夫だ。
ウィル、
マーチソンに会ったら、
もう「白い風船」なんて
呼ぶのはやめてくれ。 彼女が傷つく。
分かった、ジョーイ。
みんなにもそう呼ばせないようにする。
彼女のことは気に入ってたんだ。
約束するよ、ジョーイ。
さあ、じっとしてろ。静かにしててくれ。
- ウィル。 - 何だ?
すごく眠いんだ。
ジョーイ?
おい、ジョーイ!
すまない、ジョーイ。
すまない。
ドラックの戦闘機が墜落した場所が分かった。
脱出カプセルは残骸の近くにあるはずだ。
死んでいないことを祈った…
まだ。
奇妙なことに、ドラックを実際に見るのは初めてだった。
彼らが完全に人間離れしていることは知っていた。
オスでもメスでもなく、
両方の性質を鱗に覆われた爬虫類のような体に併せ持っている。
ヤー!
燃えろ、この野郎!
燃えろ!ハハ!燃え尽きろ!
やりやがったな、このヒキガエル!
アースマン(地球人)。
フン。
おいドラック、腹が減ったんだ。
ハングリー。
分かるか?腹が減ったんだよ。
おい、英語は分かるか?このヒキガエル野郎。
何だ?
アースマン。
知るか。
名前はジェリー・シーガンか。だからどうした。
俺の名前を知りたいか?
ウィリス・E・ダビッジだ。
ダ…ダ…
食い物はないか?
ダ。 食い物。
食い物をよこせ!
フード(食い物)。
ダビッジ?
フード。
冗談だろ。
ドラック!起きろ、ドラック!
起きろ!起きろ! 縄を解け!
俺を解放しろ!
助けてくれ!流星だ!
流星だ!助けてくれ!
ああ、その通りだ。
ゲッ。
ゲッ!
ドラック!
簡単に殺せたはずだ。俺に借りがあるぞ。
名前は何て言った?名前だ!名前を言え!
分かった。分かったよ。
いいか、ジェリー。
聞け。聞くんだ。
ここに流星が降ってくる。
シュウーッ!シュウーッ! たくさん流星が降るんだ。
流星(メテオ)は分かるか?
ああ、ゼルキ。ここにゼルキが降る。
たくさんゼルキ。
ここは吹きさらしだ。
ここにいたら、俺たちは…死ぬ。
- 死ぬ。 - 死ぬ。
死ぬ。 ああ。
俺たちがやるべきことは…
お前のカプセルから使えるものを取り出すことだ。
ニーセイ。ニーセイ。
ネーセイ!ネーセイ!
ああ、ネーセイだな。
森の奥へ行くぞ。
あっちだ。
あそこなら多少の隠れ場所がある。
カバー(隠れる)?カバーって分かるか?
アースマン。
その通りだ。
賛成してくれて嬉しいよ。
ああ、ああ。
次はどうなるかな?
ナイフをお前のケツに
突き刺してやるからな。
いいか、ヒキガエル野郎。俺を撃つのか?
やってみろよ、撃てよ。
さあ!撃て!ほら。やれよ!撃て!
大事なのは、ドラコ、俺たちが生き残るか死ぬかだ。
お前を愛してないし、お前も俺を愛してない。だが遭難したんだ、分かるか?
理解したか?英語が通じないのか?
ああ、プーガ。
母親に手紙でも書いてろ、この大ガエル。
見ろ。
俺たちがやるべきことは…
石でシェルターを建てることだ。
シェルター(住処)。分かるか?シェルターだ。
作業は遅々として進まなかった。
あのトカゲと意思疎通するため、
俺はその未開の言語をいくつか学ぼうとした。
おい、ドラック。
ドラック、えーと…
もういい。喋るのはやめだ。
さっさとやろうぜ。
クソ!
もちろん、ドラックも英語をいくつか覚え始めていた。
ああ! クソ!
クソだと?どういう意味で言ってるんだ?
ノット・ソリッド(固くない)。
固いんだよ。見せてやる。
ん?ハハ!固くない。
左足。
右足。
これが俺の左足。
これが俺の右足。
そしてこれが両足だ。
ああ、最高だ。最高だよ。
これは俺の頭。
それはお前の醜い頭だ。
違う違う。これは俺の頭だ。
それはお前の頭。お前の醜い頭。
ハ、ハ。
それはダビッジの醜い頭だ。
いい加減にしろ!
そんなふざけた態度なら、英語は勝手に学んでくれ。
もう先生はしてやらない。
ごめん、ダビッジ。
よろしい。
お前がそんな風に遊んで何もしない間に、
俺は現状を改善する方法を考えてるんだ。
- 分かった。 - 古い言葉があるだろ…
最初がうまくいかなくても、
何度も挑戦しろ。
ダビッジ、それは偉大なドラックの教師シスマールから学んだのか?
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