Ang unang 200 linya.
(電車の走行音)
(若者たちが はしゃぐ声)
(ドアベルの音)
(石田いしだ)え~ 経済学部の石田です
本日は お集まりいただき ありがとうございます!
(学生たち)よっ! (拍手)
(石田)あざっす え~ 景気がこれだけ厳しい中で—
今の段階で内定が出てる就活生は ほとんどいないそうです
それも 第一志望の企業からとなると さらにしぼられますよね
つまり 今日 ここにいる人たちは みーんな 勝ち組っていうことです
(学生たちの 喜ぶ声)
(石田)では カンパーイ!
(学生たち)カンパーイ!
(学生たち)イエーイ カンパーイ
(石田)笑って みんな
(石田)勝ち組 イエーイ
(シャッター音)
(宮内友香みやうち ゆうか)ねえ どこ 内定したの?
(僕)あ… 東京中央印刷
へえ~ いいね 大手じゃん
こいつが印刷業界に イノベーション起こすから—
覚えといてやってよ
(宮内)ほんと?
私 電通でんつう行くから 仕事で会うかもね
よろしく
あの… 俺 まだ なくてさ
全然いいよ
なんだよ 名刺ぐらい持っとけよ
(僕)ああ そうだよね (宮内)いいって
はい よろしく 握手
よろしくお願いします
よろしくお願いしまーす
あっ 同じ業種のやつ 友達いるわ
(宮内)ほんとに? (石田)うん 紹介する
(宮内)お願い
(学生)お兄さん ビール2つ
(僕)玉…
(学生)絶対 学生のうちに 留学はしといたほうがいいって
(学生たちの話し声)
(瓶が倒れる音) (学生たち)ああ~っ
(石田)大丈夫 すいませんでした
(学生)ダメだよ もう1回 もう1回
どうしたの?
(彼女)あっ ごめん 携帯 なくしちゃったみたいで
マジ?
番号 言うから かけてくれない?
ああ いいけど 番号いくつ?
(彼女)えっと 080
6513 724
(僕)724
(僕)どう?
(彼女)あ…
(僕)あ…
あっ いや あの 探すの下手すぎじゃない?
ごめん ごめん 鈍くさいよね
あ… いや いいけど べつに
先 出ちゃうんだけど お金 どうしよう
あっ もう 帰るの?
(彼女)うん
ちょっと 顔 出そうと 思っただけだったから
(一気コールの声)
あ… 1,000円くらいで いいんじゃない? 渡しとくよ
(彼女)ありがと
(僕)うん
じゃっ
(僕)お疲れさま
(学生たち)なーに持ってんの? なーに持ってんの?
(学生たち) 飲み足りないから持ってんの
(学生たち) はい 飲んで 飲んで 飲んで 飲んで…
(僕)フ~
よいしょ
(女将おかみ)はい
ありがとうございます
(女将)今日は 一段と騒がしいね
いやあ ほんと すいません
めでたいから いいのよ
いや… でも ちょっと 浮かれすぎじゃないですか
自分たちで“勝ち組”なんて
(女将)うん 浮かれたっていいじゃない
若いんだから
(石田)おい!
(石田)お前 こんなとこ 1人で いんなよ
上行けよ 上
いや ちょっと あの すぐ戻るからさ
(石田)絶対? (僕)うんうん 戻る戻る
あっ 水が—
おいしっ
(石田)女将さん ハイボール3つ お願いします
(女将)はいはい
(石田)はいはい はいはい はーい
(僕)めんどくさ
(女将)行ってきなさいよ せっかくなんだから
はいはい
(携帯電話の通知音)
(僕)あの これ… 2人分 (女将)あっ?
あの 先 抜けるから 引いといてください
(女将)うんうん
(女将)うわっ
浮かれた顔してる
いや してないっすよ うるさいっす マジで
(電車の走行音)
(携帯電話の通知音)
(僕)クジラ公園…
(彼女)お疲れさま
あの誘い方は ずるいでしょ
(彼女)えっ 何?
(僕)携帯 ほんとは なくしてなかったでしょ
(彼女)え? 違う違う ほんとに なくしてたよ
(僕)ほんとに?
(僕) あんな あざとい誘い方あるのかって びっくりしたんだけど
はい
変な飲み会 お疲れさまでした
乾杯
(彼女)フフッ
あっ ハイボール好きだった? 勢いで買っちゃったから
飲み終わったら コンビニ行こ
うん あっ なんか あっちのほうにあったよ
ああ そうそう そこで買ったから
…っていうかさ
なんでさ 飲み会 抜け出したのに また 飲み直そうって思ったの?
(彼女)ん~
数あわせで呼ばれただけだったし—
だからって 1人で飲み直すのも さみしいじゃん
まあ
(彼女)…で スマホ見たら 着信履歴が残ってて
それで 誘ってみたの?
やっぱり ダメだったかな~
ダメじゃないんだけどさ
でも 来てくれたの うれしかった
えっ 3枚目でしょ
いや 4枚目でしょ
えっ 本気で言ってんの? だって“トレモロ”入ってんだよ
いや RADラッドは“有心論ゆうしんろん”と “ふたりごと”でしょ
絶対4枚目だって
いやあ 3枚目だと思うな~
リリースされたとき 高校で聴きまくったもん
あれ? 3枚目ってさ 中学じゃなかった?
あっ ひょっとして浪人?
ううん
ああ でも私 院生だから
あっ じゃあ 年上だ
あの 敬語で話したほうが いいですか?
(彼女)いやいやいや やめて 絶対 やめて
分かった 分かった
来年から 何すんの?
印刷会社で働く
代理店の人も びっくりするような 企画を考えて—
世の中 全体が 熱狂するようなものをつくりたい
へえ~ おもしろそうだね
人を楽しませる仕事が したかったんだよね
(彼女)ふーん そうなんだ
春から楽しみだね
(僕)うん
そっちは?
私はアパレルのブランド
小さいとこだけどね
途上国の素材使って かわいいバックとか作ったりしてるの
へえ~ じゃあ あれだ 海外 行ったりとかもするの?
いつかはね
将来は ど派手な洋服が似合うような おばあちゃんになって—
年をとることを 楽しめたらいいなって
へえ~ いいね
(彼女)うん でしょ? フフッ
ヤバッ 間に合うかな?
たぶん だけどさ
何?
俺といたら きっと楽しいよ
へえ~ 自信満々じゃん
自信あるもん
なんか恥ずかしいけど
ありがと
(彼女)電車 出ちゃう 走ろっか
(僕)うん
(僕)間に合うかな?
(彼女)ねえ
(僕)ほいほいほい
(彼女)ほいほいほい ほいっ
(彼女)ほいほいほい (僕)ほい ほいっ
(石田)おい
(石田)おーい
(石田)おい
(僕)おっ
お前 こないだ なんで 先に帰ったんだよ
あっ いや… えっと…
フッ
今日も飲むから来いよ 7時に ダルマな
あっ 行けたら行くわ
それ 絶対 来ないやつ
まあ でも 待ってるわ
じゃっ マジで待ってるからね
(僕)ただいま~
(母)あっ おかえり 今日は夕飯いるの?
(僕)あー そうね そうねえ…
(母)要らなかったら早く言ってよ
分かってるって 迷ってるだけ
何よ その言い方
(携帯電話の通知音)
どうしたの?
いやいやいや べつに 何でもないよ
(母)フフッ
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