The Day Kouhaku Was Born

The Day Kouhaku Was Born (紅白が生まれた日)

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Publié le: 2018-09-15
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Les 199 premières lignes.

もう始まりますよ。 急いで下さい。

あなた知ってる?

終戦の年の大みそかも 雪が降ってたのよ。

はい?

「間もなく開演でございます」。

司会は 紅組がターキー。

白組はロッパさん。

じゃあ あと お願いします。 そういえば➡

あの時 勝ったのは 紅組 白組どっちだった? えっ?

はい 急いで下さい。 急いで下さい…。

あ~ すいません! 一人 入ります。

あの時の事を覚えているのは➡

もう私だけかしらね。

新藤さん! 出来た。

もう間に合わないかと 思いましたよ。 スタジオは?

もう大変です! えっ…。

お待たせしました! 台本の検閲が…。

新藤さん ロッパさんが 食事が 出ないなら帰るって言ってます。

どうする気ですか? 自分たちで やって下さい!

すみません すみません。 お願いします お願いします!

新藤さん! ああ。

<この ちょっと頼りなげな人が 新藤さん。➡

終戦から 僅か4か月あとに➡

「紅白」を作った人なのよ>

5秒前 4 3 2 1。

新藤さん…。 うん? キュー。

あっ… キュー!

せ~の。 ラジオだ~!

あっ…。➡

新藤じゃないか! 新藤さん!

新藤! よく戻ったな! お帰りなさい!

よくぞ無事で帰ってきた。 新藤…➡

無事でよかった。

ご苦労さまでした!

ご苦労さまでした!

ありがとうございます。

ご家族は 確か… 広島だったよな?

無事です。

そうか! よかった よかった!

あ~ 帰還祝でも やりたいとこだが➡

今日は ちょっと ごたごたしててな。

今日をもちまして 私たち女子放送員10名は➡

退職致しますので ご挨拶に参りました。

おい… 本当に辞めるのか? いいのか?

戦争中 私たちは私たちなりに 放送局を守るために➡

必死になって働いたつもりです! 空襲の時も 火の中➡

ずぶぬれになって バケツを運んだっていうのに➡

なのに 戦争が終わったら 「お前たちは もう要らない。➡

復員してくる 男性職員たちのために➡

自主的に退職しろ」なんて言われて そんなの あまりにも…。

ご苦労さまでした。

少し 頭を冷やしたらどうだ。

俺たちも なんとか 上に掛け合ってやる。

ねえ 松井さん! えっ?

あ~ もちろんだ。 いいえ!

こんな扱いされてまで とどまるつもりは ございません!

そうよ! ちょ ちょっと…。

君たちが辞める事はない。

どうした? 新藤。

辞めるなら僕が…。

来た来た! 来ました~! 来たか!

来た来た! 急いで下さい。

という事で せっかく戻られたのに 残念ですけど➡

お別れです。

さようなら。

女子は 身の危険が あるかもしれませんので➡

裏口から帰りましょう。 はい。

ご無事で… 何よりです。

おっ おお…。

<この日は GHQによる接収の日。➡

進駐軍が先導して それは ものものしい雰囲気だったのよ>

これから あなたたちの放送の 検閲 指導をします。

ラジオ放送は 民主主義を国民に広める上で➡

重要な役目を担うものです。

我々の指導の下 よりよい放送を 作っていきましょう。

では この建物を接収しますので➡

明日までに 全て 明け渡して下さい。

ええっ? そんなムチャな…。

ここには放送設備があるんですよ。

<この人たちはGHQの メディアを 検閲 指導する部署の人たち。➡

中でも CIEという部署が➡

私たちの 直接の指導に当たったの。➡

こうして 建物の半分が接収されて➡

彼らとの奇妙な共同生活が 始まったのよ>

何か 言いなりですね。

上は 軍法会議にかけられるかもと 恐れてたからな。

戦争に負けるっていうのは こういう事だ。

外に放り出されないだけ マシだろ。

そっち行くよ。 はい。

持つぞ。 はい。 いくぞ。 せ~の!

新藤じゃないか!

先生?

道場が空襲で焼けて 何もかも無くなってな。

そうですか。 あの店も ただの雇われだ。

売り物を買う金もないって始末さ。

なあ お前 仕事は? ラジオ また やんのか?

ええ。

いいよな~ あそこは。 焼けずに残ったもんな。➡

でも 今は みんな 食うや食わずで➡

誰も ラジオなんか 聞いてる場合じゃねえや。 なあ?

むさ苦しい所だが 入れ 入れ。

お~い! ≪(佳代子)お帰りなさ~い。

新藤さん? お久しぶりです。

まあ… よくご無事で。

行く所がないって言うんでな。

どうぞ ご遠慮なく。 はい どうぞ どうぞ!

道場に来てた 村木の子どもだ。 えっ?

村木さんは戦死なさって➡

奥様も空襲で亡くなってしまった。

ほれ 気にすんな。 2人も3人も一緒だ。 上がれ!

どうぞ。 はあ よかったわ。

浅野殿 殿中でござるぞ! 殿中でござるぞ!

武士の情け 武士の情け…。

中止して下さい。

中止です!

中止 中止 中止。 すみません。

今後 この講談は 放送を禁止します。

どうしてですか! CHUSHINGURA is no good.

「忠臣蔵」は駄目です。

主君のために命を投げ出し 復讐をする。

これは民主主義に反する上 暴力を助長するものです。

「忠臣蔵」以外にも 主君への忠義を重視したものは➡

今後 禁止します!

あなたたちは これまで国民に対して➡

上から見下す態度で 大衆が何を求めているのか➡

考えた事がありませんでした。

まずは大衆に目を向ける事。 それが民主主義への第一歩です。

あの背の低いの 何者だ? 恐らく二世ですよ。

次に 番組の進行には 正確さを期し➡

不規則な放送休止時間を 作らない事。

そもそも放送局の玄関の時計が 壊れたままとは➡

どういう事ですか?

あの~…。 何か?

本番中に どうしても予定より 延びたり早まったりという事は➡

あるんじゃないでしょうか?

Hand signal. …ハンシ?

ハンドシグナルを知らないんですか。

ゴムを両手で伸ばすように。 そう。

伸ばしたい時には こうする。

逆に時間を早めたい時には こう。

もっと早くしてほしい時には もっと速くやる。 もっと!

キュー!

腕を水平に キュー! キュー!

<笑っちゃうけど こんな事から アメリカさんに教わってたのよ。➡

フフッ>

もっと大きく キュー!

キュー。 もっと大きく キュー!

キュー! もっと派手に キュー!

キュー。

「『婦人の時間』でございます」。

<「街頭にて」や 「婦人の時間」といった➡

GHQに 一から手取り足取り 指導を受けた番組も始まったの>

私たちの健康の基礎になるのは 食生活でございます。

このままでは 餓死者が 1,000万人を超えるとの➡

発表がございましたが…。

Stop! Play a record. Now!

レコードを流して! レコードをお願いします。

台本と違います。 餓死者の話は 台本にはありません。

ええ。 今朝の朝刊に載ってたので。

台本のとおりに やって下さい。

違反した場合 放送停止などの 厳しい処分がある事を➡

覚悟して下さい。

すみません。

ごめんね… 熱かったね。

戦争は終わったんですね。

ここへ出てこられるなんて。

威勢よく啖呵切って辞めたくせに 何で戻ってきたんだって➡

おっしゃりたいんですよね。 いや…。

私も こんなとこ もう 二度と戻ってくるもんかって➡

思ってたんです。

でも うちにいると➡

父が 嫁に行け行けって うるさくって。

しまいには 相手まで決めようとするから…。

それで たまったもんじゃないと 思って 頼みに行ったら➡

アナウンサーの席は もうないけど 雑用係ならって言われて。

いいのか? それで。

結婚するより マシです。

お返しします。

いいよ。 出征の時 君にあげたんじゃないか。

万歳! 万歳!

万歳! 万歳!

戦争が終わったら また 自由に 番組が作れる日が来るよ。

結局➡

上にいるのが軍部から CIEに変わっただけだよ。

わざわざ集まってもらったのは ほかでもない。

アメリカさんが来て以来 君たちも いろいろと制約を受けて➡

窮屈な思いをしているだろう。

確かに 戦争に負けた。

しかし これでいいのか? 私も そう思う。

さて 今日の本題だが➡

新しい音楽番組の企画を 考えてほしいんだ。

軍国調一辺倒だった 戦争中の音楽を➡

国民の間から 一掃するためにも 広く人々に愛されるような➡

新しい音楽番組を作れと CIEから お達しがあったんだ。

結局 アメリカさんの指示ですか。

まあ そういう事だ。

しかし どうして 急に?

お仕着せの番組しか 作らせようとしなかったのに。

でも 歌舞伎も浪曲も禁止じゃ➡

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