Les 200 premières lignes.
(工藤 優) <どうして…>
<どうして こんなことに なったのだろう>
<世の中を支配するのは金だ>
<人を支配するのも 金…>
<でも あの頃の僕は→
そんな社会を変えられると 信じていた>
<正義という名の武器1つで>
<あのワルに 出会うまでは…>
(堤 芯子) 志望動機は チョコパンです。
私が5歳の時 こんなことがありました。
おやつのチョコパンが なくなって→
私が食べたんじゃないかって 疑われたんです。
でも 私は 「食べてない」っていいました。
すると 園長先生は→
「私は信じるよ。
誰があなたを 疑うものですか」って。
でも その時 鏡に映った 私の口の周りに→
チョコがベッタリ くっついていたんです。
私は あれから ウソをつくのをやめました。
私は 園長先生に教わった→
信じる心を 子供達に伝えて行きたいんです。
(園長) 素敵な話ですね。
(刑務所所長) ((仮釈放中に罪を犯せば→
再び刑務所に収監されます))
((交通違反や器物破損 履歴書の記載を偽っても→
私文書偽造に当たりますので 心して更生に努めてください))
正直に書いて 更生できるかっつうんだよ。
はぁ~…。
(呼び出し音)
(堤 啄子) はい 『八百心』です。
もしもし どちらさん?
《『ベルルッティ』20万円 カモ発見》
(久留米) 君。
《ヤバ…》
青森から?
それで その男は?
逃げてまったのす。
私のバッグも財布も なぐなってまって→
これから どうすればいいんだべか…。
いや~ 巧みだな。
「最初に靴を見る女には 注意しろ」 といってね。
君は 私に会った時 まず 私の靴を見て値踏みした。
困ったふりをして 同情を買い 金を騙し取る。
おおかた そんなとこなんだろ?
いくら欲しいんだい?
あんた 警察関係?
フフフ…。
私から金を奪うのは無理だ。
私はね…。
(久留米) あぁ…。 (ウエーター) 大丈夫ですか…?
いやいや 私は大丈夫だから 彼女のほうを…。
合格だ。
(啄子) ケンちゃん 風邪治った? 治った。
喉にネギ巻いて寝たら 効いたろ? 効いたよ。
うん ちょっと待ってな。
はい もう1本 持って行きな。
ありがとうございます。 じゃあね~。
おやすみなさい。 (啄子) おやすみ。
(啄子) 相変わらず 汚い靴 履いて。
いい年して。
痛ぇな はぁ~…。
おかえり。
(堤みぞれ) ま~た それ取りに来たんだ。
(みぞれ) お金に困ると帰って来て そのくせ結局 割れなくて。
違うって 私は ただ…。 お母さんもさ→
「二度と敷居またがせない」とか いっといて→
毎日 この部屋 風入れて アホらし。
着替えとパジャマ ここ置いとくよ。
ねぇ~ お金ないならさ うちのキャバクラで働けば?
みぞれで~す。
「年増園」って… あんた まだ キャバ嬢やってんの?
楽しいよ 初々しさがない分 ハートに年輪。
流れに流れ着いて来た 事情通ばっかりだし→
人間交差点っていうの?
(啄子) ≪芯子≫ ん?
(啄子) お客さんだよ。
あんた まさか また…。
で 何の用?
財布なら返しましたけど。
あのワインは 『シャン・デ・ノワール』の 92年なんだがな。
ウソ。 何?
1本 40万円もするワイン。 40万円!?
あの! 何をしたか知りませんが 姉を許してやってください!
みぞれ 何いってんだよ。 姉は ホントに性悪な前科者ですが→
根は真面目で 弱い者イジメする奴が大嫌いで→
何より 母親思いなんです。
これが… これが その証拠です。
母のために 姉が小さい頃から コツコツ貯めていた お金です。
この豚を…→
お詫びに持ってってください! 何いってんの? ダメだよ。
だって 誠意を見せないと! うるさいな ダメなんだよ。
安心しなさい。
私は 君を追及する気はない。
私の下で働いてみないかね?
「会計検査庁」?
国家予算 それは 国民が汗を流して働いた 血税→
いわば国民が コツコツと貯めた→
黄金の豚だ。
だが その金をむさぼり 私腹を肥やす悪人がいる。
検査庁は それを調査し追及する 国の機関だ。
国家予算 92兆円。
君に 国民の 黄金の豚を守ってもらいたい。
検査庁って何?
(車のクラクション)
おばあちゃん おばあちゃん 背中乗って 背中。
いや… いい…。 いいから 早く。
(大島) ≪老人に散歩禁止条例を 施行してみてはどうですか 長官≫
(池之端友一) ≪お年寄りは大切に しないといけないよ 大島君≫
老人福祉予算は 年3兆円。
彼らこそ 金そのものだ。
(大島) 例の 私どもが新たに建設する→
25件目の 介護付き老人ホームの件ですが…。
補助金のことなら もう 10億 認可済みだ。
ほぉ…。
これは 奥様が欲しがっていた お品物です。
お誕生日に 長官からと お渡しください。
あぁ~。
(大島) フフフ…。 アハハハ…。
(明珍) ≪会計検査庁 通称「会検」は→
国民が納めた税金の使い道を チェックする監査機関≫
(明珍) その検査対象は 政府 警察 国税庁→
税金を1円でも使っていれば 何でも対象になります。
中でも この特別調査課は 省庁を限定せず→
国民の関心が高い事案を調査する。
いわば 特別捜査班。
1係から3係まであって→
君は 私が課長補佐を務める その2係 ここね。
はい。
はい みんな~ 今日から うちに配属された→
新人調査官補の工藤 優君です。
工藤君は 私と同じ 東京大学 経済学部出身。
進んで検査庁を志願した 期待の星ですからね。
よろしくお願いしますよ。
工藤です よろしくお願いします。
国家の襟を正す 国民の奉仕者として→
不正をはたらく者に 正義の鉄槌を 食らわせる意気込みで→
頑張ります。 硬いな~。
ここが どんな所か 分かってないな。
主任の角松だ まぁ そういう理想は大切に→
力み過ぎず 一つ一つ こなして行こう。
よろしくお願いします。
ところで もう1人の新人は どうしたの?
もう1人?
あぁ 久留米検査官が 引き抜いて来たっていう。
久留米検査官っていうと 初の民間出身の?
特別雇用枠だか 何だか知らないが→
民間出は 慣例にない人事を すぐにしたがる。
とはいえね 「再生屋」の異名を取った人物だ。
一体 どんなキレ者を 送り込んで来るか ハハハ…。
あっ 君 席ここね。 はい。
まっ どうせ 元いた 金融界の人間じゃないですか?
まっ 誰が来ようが 俺達は 俺達の仕事をするまでだ。
しかし 初日から遅刻とはね…。
よっ。
ねぇ 特別調査課って ここ?
そうですけど。 ふ~ん じゃ はい。
差し入れ ウチの母ちゃんから。 あんた誰?
業者さんだったら 食堂行って。 堤 芯子。
おたくの何だ? あれ クル… クルコメだか マルコメだか→
何だか知んねえけど そういう 偉い人に頼まれて来たんだけど。
責任者 誰? クルコメ?
じゃあ こいつが?
あぁ~!
あぁ…。 あぁ!
どうしたの? 大きな声出して。
いや… いや あの…。
ちょっと あの…。
僕のフィアンセに面影が…→
面影が ちょっと似てたものですから。
フィアンセって あの… 亡くなった?
亡くなった? そう 実はね→
彼 結婚式の直前に 婚約者が 不治の病で亡くなってね。
あの時は 大変だったね。
はい…。
一度 写真見せてもらったよね? え?
っていうか 私 もらったな。
もらった? (明珍) うん。
渡しました? そんなの。
(明珍) ハハハ これだこれだ この人でしょ?
あぁ~!
ちょっと いや… あぁ~…。 どうしたの?
あっ すいません ちょっと 彼女のこと考えると→
僕 ちょっと あの… 過呼吸が…。
これは 処分させてもらいます。
(明珍) うん だよね。
そのことは忘れて 仕事に専念したほうがいいよ。
というわけでね 2人の教育 頼んだよ。
え? あの態度 服装→
鋭意改善 よろしくね。 ちょっと待ってください。
彼女 席あそこだから。
補佐 ちょっと待ってください。
工藤といいます 堤さんも よろしくお願いします。
芯子。 え?
だから 芯子だよ。
鉛筆の芯の芯子。
痛ぇな もう… 何なんだよ。
おい どういうことだ? 何で お前みたいな あばずれが。
お前… まさか 検査官もハメたのか?
おい そうなのか?
とにかく 俺の金返せ。
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