لومړۍ 200 کرښې.
(セミの鳴き声) (ボールを打ち合う音)
(吹奏楽部の練習音) (生徒たちの話し声)
(陸上部マネジャー) 23 24 25 26
成迫(なるさこ)先輩 ファイト!
(陸上部マネジャー) ファイトでーす!
(陸上部マネジャー) 30 31 32…
(雷鳴)
(六花(りっか)の鼻歌)
(六花の歌声) (キーボードを打つ音)
(六花の鼻歌)
(六花)あっ 起きた
(裕太(ゆうた))おはようございます
30分くらい寝ちゃって 起きなかったよ
具合悪いの?
(裕太)いや 特に痛いところとかは…
(六花)急に倒れて 寝ちゃうからさ―
ホントびっくりした
顔 洗う?
洗面所 あっちだから
(裕太)あの子 誰だ?
てか… 俺 誰だ?
待って これ… 何だ これ?
全然 思い出せないんだけど
いやいや 記… 記憶喪…
(グリッドマン)裕太!
(裕太)裕太?
(グリッドマン)裕太!
(裕太)俺の名前?
(グリッドマン)裕太…
裕太…
裕太…
(裕太)パソコン?
あっ
(グリッドマン) 私はハイパーエージェント グリッドマン
おお… グ グリッドマン?
(グリッドマン) 思い出してくれ 君の使命を
俺の使命?
何してんの?
(裕太)いや あれに呼ばれて
(六花)誰? (裕太)グリッドマン
(六花)何も映ってないじゃん (裕太)え?
いやいや…
(裕太)あ? (六花)え?
(裕太)俺にしか見えてな…
ん? 幻覚?
響(ひびき)くん なんか変
グリッドマンが “使命を思い出せ”って
氏名… あっ フルネーム?
たぶん違う
は? 何の話?
(裕太)ここも どこ? (六花)うち うちの店
(裕太)誰の? (六花)私の!
だから 誰なのって聞いてるの
だっから 誰って誰の?
(裕太)君の! (六花)ハァ…
あのさ ふざけてんの?
いや 真面目にホントに
何も… 何も思い出せなくて
(六花)ふざけてんの? (裕太)記憶がなくて
(六花)記憶喪失? (裕太)そう それ!
ふざけてんの?
(六花ママ)ちょっと
(六花ママ)君たち うるさいよ (六花)ママ…
六花 一応 病院 連れてってあげたら?
えっ 私!?
当たり前じゃん 同級生なんでしょ
え~?
記憶喪失って… 頭 打ってるかもしれないのに
調子悪そうだね
いや 幻覚の幻聴も ずっと響いてて…
いや 幻覚の幻聴も ずっと響いてて…
(グリッドマン) 君の使命を 思い出してくれ
いや 幻覚の幻聴も ずっと響いてて…
(戸の開く音)
(裕太)なんか 霧濃くない?
(六花)そう?
(裕太)いや 濃いでしょ
あっ
何?
(裕太)上! 上! 向こうに でっかい怪獣!
でっかい怪獣!
(六花)え~?
(六花)どこ? (裕太)霧の向こう!
(六花)何もないじゃん
(裕太)いやいやいや 見えるでしょ! いるでしょ!
ハァ…
早くしないと 病院 閉まるよ
(六花)ねえ 記憶がないってことはさ―
今日のこと 全部 覚えてないってこと?
(裕太)うん
(六花)そっか
でも もし記憶喪失のふりだったら 最悪だからね
えっ なんかあったの?
どうだった?
よく分かんなかったけど―
“じきに 元に戻るんじゃないか”って
何それ?
あっ ていうか 保険証とか持ってたの?
何それ?
(六花)ハァ…
もう帰っていいんじゃない?
うん いろいろ ありがとう (六花)うん
(裕太)じゃあ また
(六花)また
どうしたの?
俺んち 分からない
はあ? それも忘れてんの!?
私も知らないしな
あっ 携帯 貸して
(裕太)あ うん
(六花)響くんち知ってんの 内海(うつみ)くんかな
あ~ はいはいはい 分かった
でも わりと遠いな
そうなんだ
てか もう7時じゃん!
ああ~
おなかすいた
なんで 俺 女子の家で寝てたの?
“女子”じゃなくて宝多(たからだ)六花 (裕太)えっ?
私の名前
響くん うちの前で倒れて 寝ちゃって起きなかったんだよ
何それ? ど どういう関係?
えっ 友達?
悪いけど 響くんと同じクラスになって―
初めて こんなに しゃべった感じだよ
そっすか
ごちそうさま
あっ
(裕太)うっわー 何だ あれ?
先 行くよ
いや 何でもないっす
(裕太)あっ ここだ
(六花)じゃあ 私 これで
あした 朝 内海くんってのが 迎え来てくれるって
(裕太)うん いろいろ ありがとう
(六花)じゃ
(裕太)ただいま
暗っ
(裕太)家の中を調べてみると―
俺の両親は出張中
3か月くらいは帰ってこないらしい
他人事みたいで現実味がない
グリッドマン やっぱり あれ…
(裕太)幻覚かなあ
(裕太)君が内海くん?
(内海)記憶喪失は ホントみたいだな
俺の顔まで忘れるとはね
すんません
(内海)まあ いいか 4月に知り合ったばっかりだし
もう一回 友達になったってことで
(裕太)ありがとう… でさ
(内海)何?
(裕太)俺って どんな人間なの?
(内海)え~ 何 その面倒くさい質問
てか どんなって言われてもな
普通としか… あっ
悪いヤツではない
(裕太)もしかしてさ グリッドマンとか知ってる?
(内海)何それ? はやってんの?
(裕太)いや そういうんじゃなくて
実は昨日さ…
(なみこ)おい 昨日 見たぞ (六花)え?
(なみこ)昨日 響くんと歩いてたっしょ
(はっす)男だ~
え~ 何それ?
あっ 昨日は ありがとう
(なみこ・はっす)おーい!
(なみこ)こいつ ウソついたぞ
(六花)痛い 痛い (はっす)男~
裕太の席 あっち
(まるさん)めっちゃ 顔ちっちゃいじゃん
(アカネ)え? そんなことないよ
(アカネ)え? そんなことないよ
(チャイム)
(チャイム)
(チャイム)
(戸の開く音)
(イスを引く音)
(六花)ねえ (裕太)ん?
(六花)友達にさ からかわれるからさ
(裕太)あんまり 話しかけないほうがいいってこと?
(六花)そうは言ってないけど 距離感っていうか…
(裕太)ごめん よく分かんない
(六花)じゃあ いい
(問川(とんかわ))おっと…
(問川の笑い声)
外で食おうぜ
いや ごはん なくて
あら 飯 忘れたの?
いや 学校のことで いっぱいいっぱいで
(アカネ)これ あげる
(裕太)え?
(席を立つ音)
(アカネ)響くん
“武士は食わねど高笑い” ってやつ?
えっと…
新条(しんじょう)アカネ
なんか記憶喪失っていうか 転校生みたいだね
いや ホントに何も思い出せなくて
スペシャルドッグ 余ってるから あげる
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