Harakiri (Seppuku)

Harakiri (Seppuku) (切腹)

Download Japanese Subtitle

Release info

Harakiri 1962 MOC 1080p BluRay x265 HEVC AAC-SARTRE j
A Commentary by club706

Tags

bluray
Published on: 2026-01-03
Downloads: 181
Hearing Impaired: No
FPS: 23.976

Japanese subtitle preview

The first 200 lines.

寛永庚午七年五月十三日 晴れ

朝より暑気 殊の外に強し

巳の刻 御世継 弁之助様

国表より届いたる白川の初鮎

老中 土井大炊頭様に 御献上のため

神田橋上屋敷に 立ち向かわる

他に記すべき 御政道向きのことなし

ただ 申の刻に至り

元 芸州広島 福島家の浪人と称する者

表玄関に訪ね来る

江戸 外桜田町 井伊家 上屋敷

元 芸州広島 福島殿の御家中にかざいますな

左様

姓名の儀は 津雲半四郎

つぐものつは 大津の津

くもは 空の雲でござる

して 御用の趣きは?

主家の没落致したのが 元和五年

それより国許を出て 江戸に移り住み

とある裏店に居を構え

細々暮らしを立てる傍ら

あれこれ伝を求めて 再度の主取りを望んで参ったが

あー 如何ようにあがいても この泰平の世の中

所詮は思うに任せぬ次第

志を得ぬまま 無為に日々を送るうちに

生活も日々窮迫の度を加え

もはや これ以上の辛抱も 相成りかねる

うむ

されば

このまま陋巷に呻吟して 生き恥をさらすより

潔く腹掻っ捌いて 相果てようと思う故

何とぞ願わくば当家の玄関先を 貸していただけまいか

以上のように 申し出ております

また来よったか

性懲りもなく

いかが 取り計らいを

よしよし これへ通せ

元 芸州広島

福島左衛門太夫正則の家臣

津雲半四郎にございます

お見知りおきくださりたく

当 井伊家家老職

斉藤勘解由でござる

早速の御目通り 恐れ入ります

拙者 用向きの件は

委細は聞いて承知致しておる

いつまでも陋巷にあり

座して死を待つよりは

潔く腹掻っ捌いて 武士らしい最期を遂げたい

こういうことでござったな

いかにも

近頃 誠に見上げたご心底

ただただ 感服の外は ござらぬ

貴殿は確か 元 福島殿の 家中の者と聞いたが

千々岩求女と称する 御仁をご存じか

千々岩?

左様

さて…

ご存じないかな

確かに元福島殿の家中の者と 申したが

御家ご隆盛の際の 家臣の数は

約一万二千

いちいちは とても

左様か

いや そんな事はどうでも

今年の春先 確か 一月の終わりであったかな

その千々岩求女と称する 浪人者が訪ねて参ったが

それも そこもとと同じ用件でな

晴れの死に場所に当井伊家の 玄関先を借り受けたいと言う

ほ ほう

なんならお話申そうか

その時の 経緯を

承ろう

元 芸州広島 福島殿の 御家中にかざいますな

左様

福島左衛門太夫正則の家臣

千々岩求女と申し上げる

して ご用の趣きは

主家の没落後

当江戸表に参って とある裏店に移り住み

細々と暮らしを立てる傍ら

あれこれ伝を求めて 再度の主取りを望んで参ったが

所詮はこの泰平の世の中

如何ように あがいても

とうとう来おったか

で いかが取り計らいを?

そうじゃのう

つまらぬことが 流行るものよのう

事の起こりは 千石家の取り計らい

あれが間違っておる

いや 矢崎 一概にそうとも

どうして

千石家を訪れた 大井某は

真実 腹を切るつもりであった

その点いささかも やましくはない

されば その心がけに 打たれたればこそ

千石家も破格の取り計らいで

御納戸役に お取り立てに相成った

あれは いい

あれは あれでいいんだ

問題は それ以後の浪人どもの 不埒千万極まる所為だ

腹を切るつもりなど毛頭なく

ただただ 衣食に窮するのあまり

ゆすり たかりで 諸家の玄関先へ

とはいえ 玄関先で 腹を切らせることもなるまい

今日のところは

他家同様 某かの物を与えて 引き取らせるより

いや

それはなりませぬ

あ?

金をやって帰せば

またぞろ 違うのが 玄関先にやって来る

入れ代わり立ち代わり

まるで砂糖の山に 蟻が群がるようなことに

江戸の町々

関ヶ原以来の浪人どもで うじゃうじゃ溢れておる

餌を求めて彷徨する 飢えた山犬だ

井伊家も 甘いものよのう

他家とは違って いささか 骨があると思えばこそ

浪人どもも昨日までは その門を避けて通った

フン

ところがどうだ あの有様は

赤備えの武勇などと 称しながら

天下泰平の世ともなれば

そんなもの 所詮遠い昔の夢物語

このような面白おかしい評判が 江戸中に立っても

まして 我が君は在国

その留守中に 当家の威光を 損なうがごとき風評は

如何なことがあろうとも

金を与えて退散を願うなど

そのように腑抜けたことは もともと考えては おらぬ

腹を切る気持ちなど 毛頭ないくせに

切腹を致すなどと

御家老

うん?

されば

お待たせ申した

当家馬廻り役 川辺右馬介と申し上げる

芸州浪人 千々岩求女にございます

では ただいまより ご案内申し上げる

は?

湯殿へご案内仕る

殿は ただいま 御在国中であるゆえ

御家老 斉藤勘解由殿より

御世継 弁之助様に 委細を言上せしところ

近頃 誠に見上げた心情の者

直ちに目通り許すとの 御言葉にござる

では

御世継 弁之助様に

お目通りを

左様

失礼ながら

その衣服では

ひと風呂浴びて さっぱりせられい

衣服その他は 当家で用意致しておる

はっ

それでは お言葉に甘えて

はあ 何から何まで

夢だ

全く

思いがけないというよりは

まるで…

(御免仕る)

長々とお待たせして失礼を

もう一度 お召し替えを願おうか

は?

お召し替えでござる

いかがめされた

御世継 弁之助様に お目通りは

うん?

お目通り 許される由であったが

左様なはずは

何かの間違いでござろう

いや 間違いなぞ

つい先刻 馬廻り役 川辺右馬介殿より

ほう 川辺殿が

そういえば

うん…

なるほど

委細

おわかりに

いや しかと分明致した

家老職 斉藤勘解由殿より

御貴殿の申し込みを そのまま 御世継様に言上せしところ

近頃 誠に見上げた 心底の武士

なろうことなら 予の家臣の列に加えたい

はっ

いや しかし

自ら腹掻っ捌くと 申すからには

並々ならぬ 余程の決心のうえのことであろう

今更止めてもとどまるまい おもいのままにしてとらせい

(その勇武の武士に会い)

(一言 言葉なぞかけてやりたいが)

(用向きで 老中 土井様宅まで 参らねばならぬ)

出来る限り 格別の 丁重な取り扱いを致し

家中一統

その最後の様の 一部始終を見届け

後々までの語りぐさに致せ

そのような御言葉と 聞いておる

いかがかな 今の話

Comments

No comments yet. Be the first to leave one.

Keep it about this subtitle — sync, quality, typos.500 characters left