ERASED

ERASED (僕だけがいない街)

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Erased (Boku dake ga inai machi) TV
A Commentary by mano89

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Published on: 2018-05-02
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The first 148 lines.

<怖い。 自分の心に踏み込むのが 怖い>

うーん。➡

そつなく描けているとは 思うんだけどね。➡

でも 何というか➡

もっと踏み込んで描かないと➡

作品から見えてこないんですよ➡

あなたの顔が。➡

29歳でしたよね?➡

ああ… うちでは ちょっと難しいな。

2006年 ワールドカップ ドイツ大会開幕まで あと…。

<日々 心によぎる あのとき こうしていればという言葉>

<でも それは 後悔という 切実な形を取ることもなく➡

浮かんでは消えていく 言い訳の言葉だ>

<俺は 自分の心に踏み込むのが 怖い>

配達 出ます。 おお 気を付けてな。

片桐も 配達 行ってきまーす。

はい! 気を付けて!

あっ 藤沼さん ピザ 途中で食べちゃ駄目だよ。

《拾えねえ。 平成生まれのジョークか》

食わねえよ。

《あの子 顔 合わすたびに 同じ せりふ言うな》

《つうか それ以外 話したことない》

《俺に 特別な感情があるようにも 見えない》

《変な女》

《まあ 俺も がきには…》

《間違いない… また あれだ》

《どこだ? どこかに違和感が…》

おい! そこのトラック 止まれ! おい! 運転手!

ふ… 藤沼さん? 何やって…。

チクショー…。

《やっぱ 関わるんじゃなかった》

《だけど…》

《だけど…》

大丈夫? 危なかったな。

≪(クラクション)

《何だ? これ》

《ああ… 走馬灯ってやつだ》

《ほらな やっぱ 他人と関わると ろくなことがねえ》

《まあ いいか…》

《この世から 俺が いなくなったところで…》

《あれ?》

《目が 開いた》

おはよう 藤沼さん。 2日 たったよ。

うっ…。 ああ…。

片桐君?

自分が 誰かとか 今 ここにいる理由とか分かる?

藤沼 悟 29歳…。

トラックを追い掛けて 事故った。

よかった! 外傷は ほとんどないって。

奇跡だね。

誰かに 連絡 取ってあげようか? 友達とか 彼女さんとかさ。

いいよ。 わざわざ 知らせたいやつは いない。

チョキチョキ。

何だよ? それ。 平成生まれのジョーク?

何か 薄い膜で 覆われてるみたいだから。

藤沼さんって 他人に 心 開かなそうだもんね。

笑わないしさ。 でも ちょっと見直したよ。

何が? 子供 助けたでしょ?

私 あの現場にいたんだよ。

トラックの運転手 心臓発作で 運転中に死んでたんだって。

よく気付いたなぁって。 たまたまだよ。

トラック あの後 倉庫に突っ込んで➡

死傷者は 運転手と藤沼さんだけだったよ。

《死傷者…》

店長には ちゃんと話したから。

バイクも 当てた車のことも 気にせず 戻ってこいって。

ありがとう。 あっ ちょっと笑った。

片桐君はさ 何で バイトしてんの?

へえー。 意外と 踏み込んでくるんだ。

あっ… そうかな?

うん。 その質問されたのって 初めてだよ。

私 夢があるんだ。

そっか。 そこまでしか聞かないの!?

なあ 人に 夢とか話しちまってさ➡

実現しなかったら どうしようとか 思わない?

別に 恥ずかしいとか思わない。

言葉ってさ 口に出して言ってるうちに➡

ホントになる気がする。

《その言葉 何だか とても懐かしい感じだ》

でも まっ 藤沼さんには教えないんだけどね。

えっ? 別に そんな親しいわけじゃないし。

じゃあ 看護師さん呼んだら 直帰するね。

バイバイ。 ≪(戸の閉まる音)

《変な女》

<あの現象を 俺は リバイバルと呼んでいる>

<損することは 分かってるのに 関わってしまう>

<だいたい 1分から5分くらい前に戻って➡

同じ光景を見る>

<決まって 何か 悪いことが起こる直前だ>

<まるで 誰かに お前が防げと 強制されてるかのように➡

違和感を探している自分がいる>

<結果 何度となく トラブルを回避してきた>

<その ほとんどが➡

マイナスだったことが プラマイゼロになるだけのことで…>

<たまに 今回みたく 自分にとって マイナスになったりする>

ああ おかえり 悟。 母さん…。

病院 行ったんだけどさ あんた 寝てるし➡

つまんないから こっち 来ちゃった。

頭は 大丈夫なのかい? 大丈夫。

びっくりしたべさ。 正面衝突って 聞いたからさ。

当分 ここに住むから。 えっ!? 何だよ それ。

カワイイ 一人息子が 頭 打ったんだ。

様子見くらい いいっしょ。

だから 大丈夫だって。 布団だって 一組しかねえし。

押し入れに寝袋あったから 私 それでいいよ。

えっ…。 ホテル 行けよ。 お金 もったいないっしょ。

あっ そうだ。 入院費 返すよ。 じゃ それが 宿代ってことで。

《実の息子の俺でさえ➡

52歳とは思えないほど 昔のまんまだ》

悟 上野って 電車一本で行ける?

行けねえ。 やっぱ 観光かよ。

せっかく 北海道から出てきたんだし➡

毎日 あんたの顔 見てても つまんないっしょ。

《まだ 丸一日も 見てねえじゃんかよ》

さあ 食べるべ。

悪いね 布団と テレビ もらっちゃって。

ああ いいよ。

《そんなことより 夜中 トイレに行くとき➡

気を使う方が 嫌なんだ》

あのさ 夜中 トイレ行くときとか 気 使わなくていいから。

私 起きないからさ。 《妖怪め》

さて 次のニュースです。➡

昨日 8日の夕方から 行方不明になっていた➡

さいたま市内の 小学1年生 女児が➡

今日 午前 横浜市内の路上で 無事 保護されました。

悟さ 覚えてる? 何?

あんたが 小学校5年のとき 近所で起きた事件。

記憶 薄いでしょ。

私たち 必死だったのさ。

あんたたちから 事件の記憶を 少しでも 取り除こうとしたんだ。

あんた 危ないとこだったんだよ。

《俺が 小5のとき 誘拐事件…》

《クラスメートが 2人 いなくなったんだった》

≪(足音)

<幼いころ ユウキさんという 二十歳くらいのお兄さんが➡

よく遊んでくれていた>

<ユウキは 名前じゃなく➡

「勇気」 「勇気」を連発するから そう呼んでいた>

《き… 君のクラスの 人気者のこと 当ててみようか?》

《えっ?》 《そいつはさ➡

明るくて スポーツが得意》

《はっきり 物を言って ふざけることもあるけど➡

何か 一つの物事に対して 真面目なやつ》

《すげえ…》

《人気者って だいたい そんなやつだよ》

《ま… まねしてみたら どうかな? 一つでも二つでも》

《できることだけ 恥ずかしがらず 勇気を持って》

<事件から半年後➡

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