The first 200 lines.
)いや~ さっき 自販機の下で500円 拾ってよお
ピー助(すけ)と なんか うまいもんでも...
あっ...
)せっかく授業参観のお話 しようと思ったのに
パパもシン君も陸(ルー)ちゃんも いなくなっちゃった
あっ
泣くなって ほら ドングリやるからさ
あっ あめもあるぜ
ピッ ピピッ
あっ...
よし 俺が あいつら 見つけてきてやるよ
え... ホント?
ピィ~!
頼んだ ピー助!
わあ~! フフッ
おじさん 誰?
ここの所長の朝倉(あさくら)って者(もん)だ
なあ お前ら 俺と脱獄しねえか?
へっ? 所長?
ってことは...
うぐっ...
お前が 私 さらった黒幕ネ!
ちが... 違うって!
俺も一緒に捕まってるだろうが!
それもそネ
おじさん 知ってること全部 話すネ
)ヒヒヒッ
君が あの伝説の殺し屋 坂本太郎(さかもとたろう)ね
いやあ すごいパワーとスピードだ
でも やっぱデブっちゃダメだよ
私でも先手を打てたもん
むっ?
さて 今度は何が起こるかな?
関係ない
へぶっ!
ん?
敵を殴るつもりが 体が勝手に...
イヒヒヒッ 坂本の首に打った針にはね
敵と味方を逆に認識させる 電気信号を送ったんだ
面白いで... ぶっ!
つまり シンを 攻撃しようとすればいいんだな
さっきより 全然 強いじゃないすか!
嫌いじゃないねえ
生きのいいモルモットは
つうわけで...
ヤツらの命令に従わなかった俺は ここに幽閉された
以上
なんで 私も捕まるネ!
おじさんの話 難しいヨ!
知るかよ! 誰だ おめえは!
あっ! 元はといえば...
お前がシンと間違えて 私のこと さらったのが始まりヨ!
シン? もしかして エスパーのシンか?
おじさん シン 知ってるの?
知ってるも何も...
あいつにエスパーの力を 与えちまったのは この俺だ
えっ... シンの能力って 生まれつきじゃないネ?
あいつは もともと 普通のクソガキだった
俺がシンの人生を変えちまったんだ
てめえの研究に巻き込んでな
肉 硬くて グニャグニャだから嫌いだ
あっ!
バカに栄養素は もったいねえ
肉に含まれるマグネシウムは 栄養失調のリスクを抑える
覚えとけ クソガキ
そんなもん 食わなくたって ジュース飲んどきゃいいだろ
なんで俺が ガキのお守りなんか...
フン
当時 俺は ラボで超能力の研究に勤(いそ)しんでいた
そんなとき
旧友の安藤(あんどう)が 俺にガキを預けたまま
消息を絶った
ん?
あっ! 俺の特製スムージーを...
プハ~
クソッ うまくいかねえ
おっさん 何してんの? それ
あ?
あ~ 脳の活動限界の拡張の研究
ふ~ん
まあ 平たく言うと 超能力の研究だ
それ 楽しいの?
バカ こんな楽しいことはねえよ
もし成功したら
人類のとんでもねえ可能性が 開かれるかもしれねえんだぜ
人類の可能性?
まあ つまり
みんなを すっげえ幸せに できるかもしれねえってことだ
わあ...
)見ろ あれ ひでえツラしてまあ
できもしねえ研究にご執心とは
暇で羨ましいよ
できもしねえって 勝手に決めんな
おっさんは
みんなをすっげえ幸せにしようって 頑張ってんだ
なんだ この反応は!
と... とりあえず 過去のデータと照合してみねえと
喉 渇いた
成功だ... 成功したんだ
シン やったぞ!
あっ!
...って 何やってんだ お前!
何って? ヒック
おい! 大丈夫か シン
うっ... まじい~
なんの変化もねえ... 失敗か
だが まあ こいつが無事でよかった
無事じゃねえよ
めちゃくちゃ まずかったぜ おっさん
お... 俺 今 口に出してたか?
多田(ただ)さん 今“並木(なみき)さんのパンツ 見てえ”って思ったでしょ
- (多田)はあ? - (並木)えっ!
うう...
あっ 並木さんが “キモッ”だってさ
- (並木)あっ... - (多田)えっ!
- (シン)ウンチ - (研究員)えっ!
星!
- (シン)ヅラ - (石川)えっ...
なあ みんな 遊ぼうぜ
い... 今 忙しいんだ
あとでね
悪(わり)いな
ちぇっ...
- (研究員)近くに寄りたくねえ - (研究員)ちょっと怖いわ
迷惑な力だぜ
かわいそうだけど 気味悪いよな
シンも災難だな
待ってろ シン
俺が元に戻す薬 作ってやるからよ
いいよ このままで
やっと成功したのに うれしくねえのかよ
すまねえ
俺のくだらねえ研究に お前を巻き込んじまって
おっさんの研究は くだらなくねえよ
もういいよ!
ラボのヤツらも 辛気くせえおっさんも つまんねえ
おっさんなんて知らねえ!
それから しばらくして あいつは出てった
俺は あいつに 合わせる顔がねえ
切ないドラマネ...
でも シンなら きっと気にしてないヨ
なんで分かる?
毎日 一緒にいるもん 分かるヨ
シンは能力 気に入ってるし
うちの店長 無口だから 私も羨ましいネ
店長?
おじさん 私と一緒に謝ろうヨ
私も ちょうど今 シンとケンカ中ネ
坂本家 家訓 第11条
“仲直りは その日のうちに”
おじさん ちょっと時間かかっちゃったから
最悪 お菓子で買収ヨ
フッ...
なんだかアホらしくなってきた
こんなん あるなら なんで さっさと出なかったネ?
ここにいりゃあ あいつらの研究に 協力しなくて済むからな
なあ 嬢ちゃん あいつ 背 伸びたか?
あ...
あっ... 誰だ!
ん?
ぐあっ!
がっ...
おじさん それは自分で確かめるネ
あっ...
それじゃ 脱出ミッション スタートネ!
あれ? ごめん
いいでしょ~
スイッチで オン オフが可能なんだよ
ほかにもね~
えっとね~ あのね~
ダサい
こんなことも できるよ!
学習しないね
あっ!
いい蹴りだな
カチッ
イヒヒッ
いかん いかん
軽すぎて ガラスを突き抜けてしまった
無駄だよ~
味方だと脳が錯覚すると 反射的に手が止まってしまうだろ?
伝説の殺し屋も 偉大な科学の前では無力なんだよ
フッ...
およよよよ!
およよよよよ!
心が読めても 体がついてこなければ 無意味さ
まったく... ボスはどうして
こんなクソくだらない能力を 欲しがるのかなあ
くだらない!
地味すぎて 全然 そそられないんだよ!
あんまり服を汚すな 洗濯が面倒だ
ん?
あと こいつの力は くだらなくなんてない
それを今から証明してやる
う~ん
IQがあまりに違うと 話が噛(か)み合わないね~
もう殺そう
ンハア...
気持ちいい~!
簡単な話だ
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