The first 153 lines.
灰原硝子です。
今日は この配信を通して→
皆さんに お伝えしたいことがあります。
また 警察関係者の皆さま。
この場所を特定して 立ち入るようなことがあれば→
彼を殺害します。
配信の邪魔をしないこと。
私が要求するのは それだけです。
では 最後の復讐を始めます。
10年前→
幸せだった私の人生は 一転しました。
理不尽な暴行を受け 悪意にさらされ 家族を奪われ…。
何年も何年も 人目を恐れて 苦しみ抜いた。
なのに→
私を地獄に落とした 張本人たちは→
笑って のうのうと生きていた。
〔殺す 殺す!〕
だから 私は復讐を誓いました。
ヤツらを幸せの絶頂から 地獄の底へと たたき落とした。
〔幸せだったのにぃ~!〕
復讐が叶った その瞬間だけ→
私は幸せを 実感することができました。
今日ここで 私は最後の復讐を果たします。
くだらない承認欲求を 満たすため→
私の家族を犠牲にした男 綿貫 健に。
そして…。
📱 あなたに。
先輩 早く捜査本部に!
ごめん 私 参加する資格ない。
何言ってるんですか!
親友なんですよね?
うん。
親友でいることを 選んだから。
匿名の傍観者だからって 安心していますか?
違う… あなたは当事者だ!
あなたが匿名で私に突き付けた 悪意に満ちた暴言や→
自己満足の正義。
そうして無数のレッテルを 貼られた私の姿は→
あなたの手によって拡散され→
一生消えない デジタルタトゥーとして刻まれた。
この配信は→
あなたへの復讐でもある。
奪われて失い続けるくらいなら…。
ん~…。
んっ!
あ~ ちょっと… あ~。
私も加害者になる。
あっ…。
あ~…。
来てくれて うれしいよ。
改めて10年ぶりだね 灰原硝子ちゃん。
自分の立場を 理解できていないの?
>> 立場って言うんだったら そっちこそ。
あんな動画が流出したってのに 堂々としたもんだよね。
ちょっと恥ずかしいとか 後ろめたいとかないの?
被害に遭った方に 責任が あるかのような言い方ですね。
>> 本当に傷ついてるなら→
それ相応の態度ってもんが あるじゃん。
俺は別にいいんだよ? こういう配信の場で→
被害者さまのご意見聞けるなんて めったにないんだから。
黙るのも 忘れたふりするのも 傷ついた自分を守るため。
お前みたいな人間が→
被害者から声を上げる勇気を 奪っていると自覚を持ちなさい!
>> だとしても俺は 自分の意見変えないよ。
変えたら 加害者になったお前に 屈することになるから。
俺は自分の正義を曲げない。
正義? >> しかも お前は→
世間にまでケンカを売った。
この事態を見届けてくれている 視聴者に対して→
当事者意識を持てだなんて 説教垂れて…。
これは反感買っちゃった…。
📱(動画:綿貫) 炎上中の女の子の 家が炎上 ハハハ…。
📱(動画:沙織) 硝子? 起きてるの?
これが正義?
綿貫 健。
お前は私の家に火を放って 何の罪もない両親を殺した!
その口で正義を語るなんて…!
>> これが俺の正義だよ 俺は真実を伝えるためにそうした。
その過程で起こった事故だ。
あと これも訂正して?
血のつながらない両親でしょ!
お前の本当の母親は 氷室道子だろ?
ところでさ 彼女の被害者 遺族たちは→
この配信見たら どう思うんだろうね?
私の復讐に 本当の母親は関係ない!
>> なぁ 考えたことあるか~?
復讐の矛先は~→
お前自身に向けられているかも しれないって~。
ええ 遺族の皆さんは 憎く思っているかもしれませんね。
何も知らずに生きてきた 私のことを。
>> そうだよ そんなお前が 人を恨んで復讐してるんだから→
とんだ因果だよな~! だけど私には→
その連鎖から逃れさせようと してくれた人たちがいた。
お前が命を奪った→
私の両親が。
本当の母親は 2人に私を託してくれた。
〔娘を… よろしくお願いします…〕
私は愛されていた そう信じてる。
>> それが都合のいい妄想じゃ ない って説明できるわけ?
真実じゃないとも 証明できないでしょう?
>> なら 俺も信じるよ。
お前は本当の両親に捨てられて→
育ててくれた両親にも 疎ましく思われていたって。
お前のような人間が 大きな声で世に放った言葉は→
それだけで力を持つ。
その信憑性よりも 話題性が重視されて→
誰かの人生を狂わせることもある。
時には 被害者と加害者の立場すら 簡単に入れ替わる。
>> 〔被害者と加害者なんて→
その関係が明確に見える瞬間を メディアが切り抜いて→
や~っと役割が決まるんだから〕
〔どっちが始めたことだとか→
どっちの罪が重いだとか 関係ないのよ~!〕
〔誰かの意思によって→
理不尽に 悪役を押し付けられることが→
許されていいわけない!〕
>> お前みたいなのは 必要悪なんだ。
世間が飽きるまでは→
攻撃のできる都合のいい サンドバッグとして生きていけよ。
デジタルタトゥーを刻まれたら 永遠にそこから逃れられない。
>> 嫌なら さらされるようなまね しなきゃいい。
私は それを選べなかった!
ゆがめられた私の一部を見て 私の全部を知った気になるな!
暴力を振るわれて どんなに自分を嫌いになったか。
ツラいなら忘れろなんて 簡単に言うんじゃ ない。
誰より私が 忘れたいって願ってた。
どうして それを 少しも想像できないの!?
>> なら お前は世間が胸くそ悪い 思いするって想像ついた上で→
こんなことしてんだよな? いい性格してんな~!
ええ。
想像力が足りなかったのは 私も同じ。
だから私は この復讐で→
無関係の人たちを巻き込んで 傷つけてしまった。
いつも近くにいてくれた→
大切な人まで…。
私は身勝手に苦しめ続けた。
でも…。
徳道さんに 伝えたいことがあるんです。
10年前 あなたを責めてしまったこと。
〔私の人生 返してよ!〕
謝ります。
本当に ごめんなさい。
それから→
今日まで隣にいてくれて ありがとう。
ここまでで大丈夫。
最後は 私一人で行きます。
綿貫を→
殺すつもりなのか?
はい。
俺がやるよ。
望む通りに 綿貫を殺す。
それだけはダメ。
もう十分…。
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