The first 200 lines.
(鐘の音)
(拍手)
(谷川)結婚。→
それは 大多数の人々が通過する 人生の 晴れ舞台。→
誰もが主役になれる 夢の舞台です。→
しかし 2012年。 日本では→
生涯未婚率が 過去最高となりました。→
ごめん。 ちょっと 電気 つけて。→
大ざっぱに言うと→
男性の 5人に1人が 50歳までに→
一度も結婚していないと いうことになります。
(山田)えー! マジで!? (笑い声)
(谷川)特に 女性の未婚率は どんどん 上昇しています。→
1980年代後半と比べると 2倍近くになっています。
(佐藤)はい。 (谷川)はい。
(佐藤)それって いわゆる バブル時代の話ですか?
(谷川)そう。 私が 華やかなりし 青春を謳歌していた時代。→
女性は クリスマスケーキに例えられ 24歳までに 結婚しないと→
値崩れするなんて いわれたものです。
(学生たち)えー。
(谷川)まあ 今となっては 20代前半で 結婚する…。
(朋美)いやに 熱心に ノート 取ってると思ったら 何?→
『オズの魔法使い』? (麻衣)そう。
(谷川)このように 急増している未婚の人々の中で→
いずれ 結婚しようと思ってる人は全体の 89.4%にも及ぶ。→
つまり 現在 結婚していない人の その大多数は→
結婚したいと 思っているということです。
(千春)結婚?
(千春)そりゃあ したいと思ってるよ。 いつかは。
(真里子)「いつかは」って いつですか?
うーん。 いい人が現れたら?
(真里子)そんなね 待ってるだけじゃ→
永遠に いい人なんて 現れないですよ。
だいたい 千春さん。 前の彼と別れて 何年ですか?
3年? 4年?
5年? ハァー。 やだ やだ。
30までには どんなことがあっても絶対 結婚したい。
私だって 四捨五入すれば まだ 30だし。
来週から 40じゃないですか。 今週末 35歳の誕生日でしょ?
年は 言わなくていいから。
ああ。 どうか 次に来る お客さんが 超お金持ちで→
超イケメンで 彼女のいない 独身男性でありますように。
≪(自動ドアの開く音) (真里子)あっ。 お客さん?→
チッ。 千春さん。 うん?
(真里子)お願いします。 えっ?
(真里子)カップルじゃ 見込み ありませんから。
ちょっ。 仕事でしょう。 (真里子)ほら。 早く。
いらっしゃいませ。
あっ。 圭介? (圭介)千春。 久しぶり。
何年ぶりかな? 5年?
5年? まさか 元カレ? (圭介)いやぁ 驚いた。
今 旅行会社なんだ。 うん。 契約社員でね。
(瞳)知り合い?
(圭介)ああ。 大学のサークル仲間。
(瞳)えっ。 圭ちゃんの? (圭介)うん。
(瞳)すごい偶然ですね。 初めまして。
あっ どうも。 こちらこそ。 ああ。 彼女さん?
彼女っていうか…。
結婚するんだ。
(瞳)新婚旅行のアドバイス 何か 頂けませんか?
あっ。 そ… そう。 そうなんだ。 うん。 任せて。
お薦めの ハネムーン プランニングしてみせるから。
どうぞ。
千春は? えっ?
結婚の予定とか ないの? うん。 まあ いつかは。
(谷川)その一方で→
一生 結婚するつもりが ないという人の割合も→
緩やかですが 増加しています。
(朋美)それは 結婚したかったのに→
結局 できなかった人ってことですか?
(谷川)違います。
(春子)結婚する必要を 感じないですね 私は。
(女性)あら。 でも こんな すてきな お庭を→
デザインなさるんですもの。→
ご自分も 幸せな家庭を 持たなくちゃ もったいないわ。
(男性)そうだ。 何なら 私の部下でも 紹介しましょうか?
(春子)ありがとうございます。 せっかくですけど 私→
将来を約束した お相手は おりますので。
(女性)まあ。 そうなの? どんな方?
この仕事です。 (女性)えっ?
こちらが 情熱を傾ければ 必ず 応えてくれますし。
絶対に 裏切らない。
最高のパートナーです。
(谷川)また 経済状況の悪化から→
将来に 希望が持てない人が 多くなりました。→
それに伴って 近年 急速に 増えているのが→
結婚など無理だと 諦めている人たちです。
(純平)結婚? 無理じゃないかな 俺は。
(瑞希)どうして? 人を幸せになんて→
きっと できないし。 でも 先輩と一緒にいるだけで→
幸せっていう人も いるかもしれませんよ。
一緒に 人生を 歩いていきたいっていう。
俺なんかと 一緒にいたら ずっと 同じ場所で→
足踏みしてるだけに なっちゃうんじゃないかな。
(谷川)自分の人生すら ままならないのに→
他人の人生まで 背負うなんて できない。→
そういった 消極的な理由から→
彼らは 結婚に対して 後ろ向きになっているのです。
では こちら。 日程表になります。 ありがとうございます。
(圭介)行こう。
(圭介)それじゃあ。
千春も 頑張れよ。 ああ。 うん。
ありがとうございました。
「頑張れ」って。 いったい 何を頑張れば?
結婚じゃないですか? やっぱり。
(谷川)今 まさに 結婚難と いわれる時代に→
私たちは 生きています。 そして こう問い掛ける。
頑張れば いつかは できるのかな? 結婚。
≪(朋美)麻衣。 亜紀ちゃんたちと ランチ 行くけど 行かない?
(麻衣)ああ ごめん。 今日 バイトなんだ。
(朋美)そっか。 (麻衣)ごめんね。
(真里子)千春さん。 ショックなことがあると→
やけ食いに走る癖 直した方が いいですよ。
(森田)そうですよ。 ダイエットで 簡単に サイズダウンできるのも→
20代までですよ。 (真里子)森田。 イエローカード。
あと1枚で あした おごりね。 (森田)えっ。 マジっすか?
(真里子)でも まあ 千春さんの 気持ちも 分かりますよ。→
元カレの方は あっさり切り替えて結婚なんて。
うん。 私も 別に 未練があるわけじゃないよ。
ただ 別れたのも 何となくだったから。
(森田)何となく?
別に ケンカしたわけじゃないし。 嫌いになったわけでもないし。
でも 結婚っていう 感じでもなくてさ。
それで。 それが 彼の方は 一転して→
新しい彼女と 結婚ですか。
(森田)あっ。 でも 俺 それ 分かります。
男って 30 超えると 急に→
結婚しなくちゃって気に なるみたいですよ。
へえー。 (森田)20代までは→
まだまだ 世間的にも 若者って ジャンルで 見てもらえても→
30 超えると 急に→
男は 結婚して 家庭を持って 初めて 一人前みたいになるって。
(真里子)うん。 女だって そうだよ。ラストスパート かかるからね。
ああ。 そろそろ 本格的に 最終就職先を 探さなくちゃって。
(森田)いいな。 最終って。
男は 結婚してからが スタートですからね。
女だって そうだよ。 出産とか 育児とか。
ああ そうなんですよ。 だから できるだけ 若い子の方が…。
(真里子)森田。 レッドカード。 (森田)嘘!?
(真里子)あした おすしね。 (森田)マジっすか?
あのころ 結婚してたら 今ごろ どうなってたのかな?
(樋口)有村邸は これで だいたい 終わりだな。→
次の グランドヒルズの ガーデンプランも 頼むよ。
デザイン案 通るといいんですが。
(樋口)君のデザインなら 大丈夫だよ。→
これが 通れば でかいプロジェクトになるからな。
はい。 では 私は 1回 社に戻ります。
(樋口)分かった。 ああ。 俺は 今日は…。
直帰ですね? (樋口)ああ。
おめでとうございます。
(樋口)悪いな。 いいえ。 失礼します。
じゃあ ギャラリーに映える花 選んでおくから。
(瑞希)うん。 よろしく お願いします。
個展 楽しみにしてるよ。 ありがとう。
じゃあ また。 また。
(麻衣)遅くなりました。 大丈夫。
お客さん? うん。 大学の後輩。
(麻衣)へえー。 奇麗な人ですね。 純平さんの 彼女さんですか?
えっ? いや。 違うよ。
(麻衣)何だ。 まあ 純平さん 全然 女っ気 ないですもんね。
麻衣ちゃんは 彼氏とかいないの?いや。 いないですよ。
いたら 結婚とか 考えたりするのかな?
結婚?
ちょうど 現代社会学の講義で やってるんですけど。
純平さんって 結婚とか 考えたりしないんですか?
自分のことで いっぱい いっぱいだからね。
戻りました。 (原田)お疲れさまです。→
樋口部長は? 今日は 直帰。
(原田)へえー。 部長が定時なんて 珍しいっすね。
今日はね。 ≪(澤田)桐島さん。→
例の グランドヒルズの コンペ突破を願って→
一杯やろうって 言ってるんですけど→
よかったら どうです? ああ。 ごめんなさい。
今日は ちょっと 先約があって。 (澤田)そうですか。 残念。→
じゃあ また 今度 誘います。 ありがとう。
ただいま。
≪(卓)やはり 男の子は 食べっぷりが いいね。
≪(陽一郎)あっ。 すいません。
(千夏)ねえ。 お姉ちゃん 早く 結婚してくんないかな。
≪(卓)うん。 ≪(千夏)私 お姉ちゃん→
結婚したらさ 陽ちゃんと この家 戻ってくるつもりだから。
(陽一郎)僕から見たら 結婚してないのが→
不思議なぐらいですけどね。 お姉さん。
(卓)ホントにな。
(卓)どうして 結婚できないんだろうな?
(紀子)はい。 お父さん ご飯。 (卓)あっ。 ありがとう。
あっ。 そういえば お色直しのドレス 決まったの?
(千夏)うん。 昨日 見たやつに しようと思って。
≪(陽一郎)とても 似合ってましたよ。
あー。 おなか すいた。 (紀子)おかえり。
陽一郎さん いらっしゃい。 (陽一郎)お邪魔してます。
(千夏)遅いよ。 お姉ちゃん。 もう 先 食べちゃってるよ。
でも ハンバーグは 残ってるでしょ? 私の分。
(卓)ハハッ。 これだもの。 お疲れさまでした。
≪(ノック) ≪(紀子)千春。 ちょっといい?
はい。
千夏が言ってたこと もしかして 聞いてた?
うん。
ありがとう。 許してやりなさい。
一応 心配してるんだから 千夏なりに。
No comments yet. Be the first to leave one.