The first 200 lines.
アラスカ 特殊作戦 訓練地
英国人記者で名はロス
彼の気になる動きを探知
昼夜べったり 監視チームを 張り付かせていたが―
メリーランド州 ベセスダ
1時間ほど前に連絡があった
マズい問題が発生した
マズい問題?
彼が暴露記事を出す
“ジェイソン・ボーンと トレッドストーン作戦”
“ブラックブライアー作戦”
情報源は?
不明だ
あのボーン? まさか…
あり得ない?
ボーンは6週間前―
負傷しつつ モスクワで 追っ手をかわし―
姿をくらました
どんなことも“あり得る”
弱気だな
しっかり対処しろ
君はCIA長官だろう? それらしい行動に出ろ
このままでは私の命取りだ
高価なフェラーリを君らが ポンコツ扱いしたからだよ
自らが招いた結果だ
直接 リック・バイヤーと話す
火に油を注ぐな
私が話す
バージニア州 レストン
それが最後ね
ワシントンDC 米国調査分析局
“トレッドストーン”の 調査報告は?
3ページ目に
日付は7週間前
うちの報告書か?
いえ CIAです
それもです
目を通したか?
誰が精査を?
情報は私に上げろ
“トレッドストーン” “ブラックブライアー”
“アウトカム”“ラークス” 全作戦だ
状況報告 調査員名
誰が誰と接触して―
何を話したか
ボーンの活動記録を 読んだが信じられない
作戦第一期生で組織を離脱 “薬”もなく生存
生きたまま 身柄を確保すれば―
貴重なデータが得られる
法医学的にも…
分かってないな
我々は“悪疫”の話を してるんだ
命に関わる悪疫だ
患者を守るために どこまで患部を切り捨てるか
トレッドストーンは忘れろ!
ボーンが道路で死んでても 奴には手を出すな
それより我々のことを考えろ
今 直面してる問題が 及ぼす影響をな
ドジなCIAのお陰で 暴露記事が出りゃ―
トレッドストーンだけでなく 他の作戦も潰される
それを防ぐのだ
ロンドン ウォータールー駅
ウォータールー駅で 銃撃事件が―
発生したというニュースが…
カメラを現場に切り換えます
救急車が呼ばれて 現場は 今も この混乱状態です
被害者はガーディアン紙の ベテラン記者 サイモン・ロス
即死でした
警察によれば 数発の狙撃を受け―
ロス記者は即死しました
“ステリシン・ モルランタ社”
ジェームズ
悪いわね また戻ってきたの
ヒルコット博士に伝えて
また明日
予告もなくナンバー6が 現れた
彼は7月以来だ
いいわ
“血液検査 コリン数値 神経組織…”
移植部分の検査も
麻酔の許可が出れば―
骨髄と脊髄の精密検査も頼む
準備は?
いつでも
水を半リットルも飲んだ 彼には腎臓疾患が…
のどが渇いたのかも
私の論文を?
読んだわ
皮質の項が未完成で…
点滴で造影効果を高めたら?
論文は?
パス? ありがとう
お待たせ
久しぶりだから 全身を調べるわ
3か月前にも
検査間隔が短縮されたの あなたは1週間 過ぎてる
10日前に来てたら検査ナシ?
面倒だな
それを外して
本日の名誉ゲストの紹介役は この方です
アルバート・ハーシュ博士
ヒルコット博士との 初対面は1987年
あれは今までで一番 退屈きわまる―
神経精神病学会だった
我々は宴席会場を抜け出し 暗い片隅を見つけて―
冷えた酒にありついた
以来 我々は暗い片隅専門だ
あいつら…
今の映像は?
YouTubeだ
ファイアウォールは?
破られたのさ CIAの管理は甘いからね
これだけ?
この2人は似たような会合に 何度も顔を出してる
だから?
医療チームの2大ボスが 仲のいいところを見せてる
暴露記事が出れば ハーシュは吊るし上げられ―
ヒルコットも同様だ
どうなる?
“アウトカム”が―
潰される
つまり?
アウトカム作戦が灰になる
粉々だ
あのせいで?
すべての作戦を 築いた2人を消す?
だが危険だ
リック 本気か?
ハーシュとヒルコットだぞ
記事は まだ 出ていないんだ!
対策を
何の対策だ?
何の対策だ?
全部 灰にはならない データは残る
関連機関まで難は及ばず 準備中の作戦は隠せる
火の粉が収まるのを待って 立て直せばいい
くそっ
気づいてたろ?
だまされたフリをした
予定より早いな
山越えを?
連絡が来たろ?
記録を更新したぞ
俺が?
記録を知らない?
知らん
記録なんか
君の記録かい?
誰も山越えなど
俺は越えた
俺はアーロン
なぜ山越えを?
ミッションでもないのに?
薬をなくした
だから山越えをした
すごいな
本部に報告しよう 血液サンプルを取りに来る
提出日だ
じゃ 採血を
無人機の到着まで約3時間 その間に食事を作る
服を乾かせ
まいった
薬がないと…
それで あの山を越えた
薬って?
身体用のグリーンと 精神用のブルーの錠剤だ
“なくした”?
20メートルの崖から 落ちた時にね
崖から?
オオカミの群れに―
後を尾けられてた
川べりの岩棚によじ登って 夜を明かそうとしたが―
登りきれず 手が凍えて 薬を―
落とした
報告書にしろ
君のか?
君の―
血液サンプル?
本当に連絡員か?
すまない 悪かった
仲間に―
会ったことがなくて
一度も… 誰にも…
予備の薬が?
明日 出てく時に渡す
そうか
今日 薬は?
グリーンだけ
ブルーは32時間前に
ニューヨーク CIA 対テロ極秘調査局
皆 聞け 緊急態勢を取れ
国家保安危機 レベル5の事態だ
ウィリスから
リック・バイヤーだ
奴が戻ってます ボーンがこのニューヨークに
何?
ジェイソン・ボーンは―
生きてます 確認しました もう切ります
“ステリシン・ モルランタ社”
オオカミだ
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