The first 200 lines.
王に忠節を尽くす道とは?
将軍となり 遼東の地を回復します
武芸に秀で 殿下を守ります
殿下のために 喜んで命を捧げます
元(げん)支配下の高麗末期 王は臣下から美童36人を選び
乾龍衛(コルリョンウィ)と名付けて 常に傍らに置き寵愛した
殿下
元(げん)の姫君が 港にお着きです
早く 王妃様を 迎えに出る用意を
重臣が待っております
演奏がまだ終わらぬ
待っておれ
止まれ
止まらぬか
ハンベク
女に惑わされて 正気を失ったか?
隊長
お願いです 見逃してください
行きたければ 私を倒して行け
食が進まぬ
ひと匙(さじ)だけでも 元気が出ますから
いらぬのだ
どうか ひと匙
こいつ
もうよいな 下がっておれ
殿下
先日の…
その話は聞きたくない
ハンベクのことは 隊長である私の責任
この私にも 罰をお下しください
もうよい
殿下
隊長
入れ
兄者
ハンベク
よく聞け
殿下のお慈悲により許された
しかし 二度目はないぞ
乾龍衛の名を汚(けが)す者は 容赦なく処断する
承知しました
隊長 感謝します
よく無事で
よかったな
大丈夫か?
隊長
大したものだ
どんな手段を?
一度の過ちで 兄弟を失うわけにいかぬ
宮女と逃げ出した者を 助けても?
殿下のご意思だ
殿下のご意思か はたして そうかな?
何だと
寝物語で 殿下の意思を左右するのか
待て
二度と殿下を侮辱するな
次は命がないぞ
忍冬(にんどう)を煎じた汁は よく効くようだ
だいぶ熱が下がった
幸いです
また 差し上げましょう
忍冬が熱に効くと よく知っておったな
亡父が風邪の時に 飲んでおりました
そうだったか
お前なら どうする?
お前がハンベクなら 王宮を出るか?
お前も王宮に暮らして10年
外の世界に出てみたいか?
殿下がおいでなのに なぜ そのような考えを
王妃様のお成り
お体の具合は?
こちらへ
熱に効く薬を お持ちしました
王妃が出向くまでもない
では 私はこれで
医官に調合させました お召し上がりを
では いただこう
元(げん)の使臣が到着するとか
王位継承問題で 難題が持ち上がらぬか―
心配でございます
心配しても仕方がない
私が申すのもなんですが…
跡継ぎの問題に 今少し お気を遣いください
新たな側室でも置くか?
お呼びですか
後宮のことで迷惑をかけました
乾龍衛と逃亡した宮女の―
命を助けたそうですね
お骨折りいただいて 礼を言います
王妃様のことを考えて 殿下が決められたことです
そんなはずはない
覚えておきなさい
跡継ぎ問題がうるさい今―
お前の忠節が 悪く取られることもある
お気をつけなさい
本当によい春の日ですこと
早く来ればよかった
野遊びもよいものだ
久しぶりに その首飾りを目にした
ええ
ご記憶ですか?
元(げん)から持参したのであろう
いまだ中の香が香るとは 不思議だ
王妃よ あの歌を所望したいのだが
燕京(えんけい)でよく歌った歌が あるであろう
人前で歌など 恥ずかしゅうございます
ホンニム どうだ
お前も聴きたいか?
ぜひ お聞かせください
ホン隊長も望んでいる
ぜひ歌いなさい
困りました
行ってしまうのですか
私を置いて 行ってしまうのですか
あなたなしでは
私は生きていけません
私を置いて
行ってしまうのですか
あなたの腕をとり
引き留めようか
あなたは怒って
戻らないかもしれない
愛しい人…
防げ
殿下を守るのだ
殿下を後ろに
剣をもて
殿下
早く
殿下
王妃を
殿下
急げ
ホンニム
ホンニム
大丈夫か
殿下
殿下
殿下
殿下
ご容態は?
よくありません
使臣の到着を前にして 何たることだ
お前たち
殿下をお守りできずに 何の面目あって ここにいる
それでも お前は乾龍衛の隊長か
覚悟しろ 今度のことは 必ず責任を取ってもらうぞ
ホン隊長
殿下がお呼びです
ひどい顔をしておる
手当ては受けたか?
死を命じてください
私の不手際から 殿下を守れませんでした
万死に値します
馬鹿なことを言うな
お前がいなかったら 余は今頃―
こうして生きてはおらぬ
殿下
隊長
調べたか
先日 倭寇(わこう)どもを 大々的に征伐しましたが―
枢密院では倭寇の残党どもの 仕業と見てます
重臣たちは何と?
チョ大臣の顔色を うかがうだけです
情けない奴らだ
殿下に申し上げて チョ大臣を糾問しては?
チョ大臣の背後には元(げん)がいる 確証が必要だ
今は まだ仕方がない
悟られないように動き 物証を集めろ
〈高麗王は 臣下の礼をとり―〉
〈皇帝陛下のお言葉を よく聞くように〉
〈皇帝陛下 万歳〉
〈皇帝陛下 万歳〉
〈皇帝陛下は 婿である高麗王に お言葉を賜った〉
〈わが先祖は 天下を平定して以来―〉
〈天命に従い 多くの国を治めてきた〉
〈高麗とは 初めて婚姻を結び 好(よしみ)を通じて以来―〉
〈すでに百年の月日が流れた〉
〈今 高麗王には 世子がいない〉
〈このまま国が絶え 高麗の民草が苦しむことを〉
〈皇帝陛下にあっては これを座して見るに忍びない〉
〈元(げん)にいる王の甥 慶原(キョンウォン)君を 世子にしてはどうか〉
〈また近頃 蛮族どもが 騒がしいと聞く〉
〈高麗は3万の兵士を 元(げん)に派遣し―〉
〈2千の女を差し出して〉
〈わが朝に 礼を尽くすべきである〉
いくら兵士と女を差し出しても きりがありません
跡継ぎ問題を理由に 難題を押し付けられます
この際 慶原君を世子に立て―
政(まつりごと)を安定させるのが 最善の策だと
他の者たちは どう考える?
私にも一言
あなたたちはそれでも 殿下の臣ですか?
子がないのは 私の責任でしょう
しかし
殿下はまだお若い なぜ傍系の者に王位を
“早く王位を譲りなさい”
そう言いたいのですか?
お酒は お控えください
今日は殿下と 寝所を共にします
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