The first 200 lines.
ハートビート
このドラマは フィクションです
その昔 この地に 不滅の血を持つ者たちがいた
そして欲深い人間は
不老長寿を求め その血を手にしようとした
いたぞ あそこだ
逃がすな
行こう
ごめんなさい 私のせいで
例の物をお持ちしました
吸血鬼の弱点である 銀とサンザシで作った矢です
ウヒョル
平気か?
どうしよう すごく痛そう
早く逃げて 早く
正体を知られた以上 無事では いられないわ
私のことは気にしないで 早く逃げて
やめて
何をしてる 早く射よ
逃がすな あの化け物を捕らえろ
ダメ
“ソン・ウヒョル”
“彼は我らの よき友でした”
“彼を忘れることは ないでしょう”
“彼は我らの リーダーでした”
“男前で何でも着こなす ファッションリーダー”
“女に囲まれて当然かの ごとく考える傲慢な…”
“情に厚い男でした”
“遠く旅立とうとも…”
“共に過ごした時間を 永遠に心に刻み”
“彼を しのび続けます”
“そこで私は 彼を永遠に忘れぬよう”
“生前 よく着ていた コートを形見とします”
ドンソプさんも選んで
やめとく
“ウヒョルさんの帽子が カッコいい”と
持ち主が男前だからだ 俺には小さすぎる
似合うかどうかは もらってから考えろ
いや 帽子は要らない
じゃあ俺に譲ってくれ
そこまでしたくない
追悼どころか窃盗の企てか
あれ いつの間に?
一番の見せ場が残ってるのに 何してるんですか
お前
私の居ぬ間に この家も売る気か
何をおっしゃいますか
俺です イ・サンヘですよ
130年来のつきあいなのに まだ信用なりませんか?
もういい やめてやる
拾うな
苦労して書いた追悼文だぞ
3日間 徹夜して 鼻血まで出たんだ
心血を注いで書いたのに あんまりじゃないですか?
チュ執事
無視した
これを預けられるのは やはり君だけだ
頼んだぞ
子々孫々 受け継いでまいります
ウヒョルさん
130年前から ずっと気になってたんですが
なぜ人間になろうと?
今更だな
ここまで必死になる理由を 教えてくださいよ
それはだな
チュ執事
お楽しみだ
気になるじゃないですか
心配してるんですよ
我々はヴァンパイアだ
人間の血を吸う吸血鬼として 恐れられているが
実のところ 彼らと大差はない
蚊が必要な分だけ 人間の血を吸うように
我々も人間の血を 吸い尽くしはしない
これで十分だ
小食は長寿の秘けつでもある
日光は嫌いだが 昼に外出することもある
ただし 日光を浴びると 血の消費が激しくなるため
こまめな補給が必要だ
超能力?
空も飛べるし力も強いが 外では使わない
人目については困る
手伝えよ 憎たらしい
何だ?
何も
掃除に役立つ程度だ
よし
すばらしい よくお似合いです
まさに八等身ですね
鏡を見るのが楽しいでしょう どうです?
どうも何も…
残念なことに我々は 鏡に映った自分の姿が
見えない
気に入りました
ありがとう
長い時を経て 人間は吸血鬼の存在を忘れ
我々は人間に交じり 生きていく術すべを会得した
カッコよすぎる
すてきだわ
男前ね
カッコいいわ
目が合った
まいったな
お前じゃない
ウヒョルさんも俺も 目が2つに鼻が1つだ
配置が違うだろうが
配置?
ブサイクめ
お乗りに
チュ執事 間に合うか?
大丈夫です
今日は いらっしゃるかと
いつか来るはずです
ハートビート 第1話
“日免息イルミョンシク”
日光を免れ一息つける 京城キョンソン一の人気店
昼より夜を愛す人々が 今宵こよいも ここに集う
いいぞ
吸血鬼を追う者は消えたが
我々は今も こうして存在し続けている
人知れず
チュ執事 濃いのを頼む
了解
こっちは弱め
こっちは強め
“レディーキラー”です 間違えないように
俺からだ
酔っ払っちゃったみたい
そりゃいい
夜が楽しくなる
何でもない 飲んで
恋人は?
信じられないだろうけど いないんだ
俺には…
違う
社長さんよ
あいつは ほっておいて どこか静かな所に…
行こう 俺を信じて
ハエみたいに たかるんじゃないわよ
ハエだと?
このクソ女め
クソ?
悪臭がする
ちょっと あんた
怠けてないで働きな
痛い
あら そう?
失礼
見る目がない
社長さん
すごくカッコいいです
完璧すぎるわ
恋人は?
ちょっと失敬
今日も来なかったか
何のマネだ 言ったはずだぞ
日免息での吸血行為は禁止だ
殺しちゃいねえ 味見しただけだ
“日免息での 吸血行為は禁止”
あいつ まだ諦めてないのか?
人間になろうだなんて
生き血は飲まないとか
ヴァンパイアが 人間の血を飲まない?
ばかばかしい
お前らに何が分かる
勝手なことを言ったら 犬歯を引っこ抜くぞ
寒い?
ううん
恋する人間を観察するのは 長年の趣味だ
これを
何?
ありがとう
紅潮した頬
愛をささやく赤らんだ唇
すてき
ドクンドクン
心臓の鼓動が早まり
頭の先からつま先まで
全身に血が駆け巡る その姿は…
幻想的だ
私の心臓は 鼓動したことがない
人間でないゆえ 死んだこともなければ
自分の人生を 生きたこともない
心臓が1つだけのように
真実の愛も1つだとか
真実の愛って?
こんなふうに 心臓がドキドキして-
胸が高鳴ること?
ドキドキ?
鼓動がしなければ
心躍るような愛も 感じないのかな
私も感じてみたかった
心躍るような愛とは何なのか
その後 私は人間になるべく あらゆる方法を試みた
私は人間になるぞ
ウヒョルさん
何してるんですか
人間になるんだ
熱すぎる
何と言われようと 諦めなかった
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