The first 190 lines.
登場人物・地名・団体などは フィクションです
子役の撮影は 保護者立会の下に行いました
逃げろ!
助けて!
何なの!
大丈夫?
大丈夫だよ
かわいそうに
おばあちゃん! 今すぐ逃げて!
なんで逃げるの? ここが私の家なのに
逃げないと死ぬよ
おじさんが…
グンタンさんが…
トルハルバンの位置を 教えちゃった
どこでもいい 海の向こうへ逃げて
できるだけ遠く
絶対見つからない所に
ご飯食べよう
知ってたの?
なのに…なんで?
なぜ黙ってたの?
君が今にも壊れそうで
怖かったわ
親の罪によって 壊れた君を見ると
自分の罪が重なって見えて
心が計り知れないほど 重かった
だから
壊れた君の欠片を 組み立て直したかった
また壊れないように
壊れたことのない子みたいに
生きてほしくて
だが
振り返ってみれば 私の心いっぱいにあるのは
罪業ではなく
君だったわ
かわいそうに
全部私のせいよ
私が君を
ちゃんと守れなくて
この罪を どう償ったらいいのか
なんで私なんかのために
そこまで…
おばあちゃんは
耽羅(タムラ)がこの世にできた時から ここに住んでたの
耽羅がどうやってできたか 分かる?
耽羅はおばあたちが 作り上げた所なの
ここに住むみんなに
おばあがいるでしょう?
そのおばあの子孫が 年を取って
またおばあになり
この耽羅の一部分に付いて
そこを守りながら 生きていくのよ
君も
今はまだ子供だから
ささいなことで 心が惑わされ揺さぶられ
小さな力にも壊れそうだが
いつかは
耽羅を全部抱いても 余るほどのおばあになるし
君のように 人生に迷う子たちを守って
君が感じた幸せを 分け合ってほしかった
それが私の夢だったわ
おじさん
待たせてごめん
でももう分かったの
トルハルバンの位置 全部分かった
なら おばあちゃんは いらないでしょ?
私だけいればいいでしょ?
おばあちゃんに聞いてない? 因果律について
俺も普通の子供だった
全身が裂ける苦痛の中で
天と地の区別も つかなかったあの日
あそこには
クム・ベクジュもいたんだ
えっ?
親を失った子供たちが 沈黙の中で死んだ
それは紛れもない殺人だった
全て分かっていながらも 目をそらした罪
その罰を受ける時だ
分かった
行かない
自ら来てもらったほうが いいかもな
おじさん…
君も同じく
人間だってことを忘れてたな
君の選択を尊重するよ
だから
その結果も 君の責任だ
バン
見たでしょう?
あともう少しでできそうよ
結界を張れそう
もうやめろ
なに?
待ってよ 結界が張れるってば
ちょっと待って
待って これ放して
結界が張れるかもよ
もうしなくていい
なんで?ちょっと!
なに?どうしたの?
説明して
話したくない?
もういい
いやだから
何が?
お前が消えるのが
ベクジュさん
ベクジュさん
いらしたんですか
ベクジュ様
私の子供たちを返して
さあ
グンタン!
こんなちっぽけな技を 見せびらかそうと
私の子供たちを 連れて行ったのか
私の子供?
守るべき子供が多くて いいですね
だが
俺の手に殺された あなたの子供が何人だっけ
一人でも助けないとな
せめて目の前の子だけでも
ヨムジ!
おばあちゃん…逃げて
彼女を今すぐ放して
俺のほしいものを 分かってるでしょ?
残りの子供たちの 位置を教えろ
私を斬りなさい
そうしたら私の魂が 子供たちの所へ行くから
ヨムジ!
やっぱり
そっちだよな
では さっきの話の続きを
君…
こんな罪を犯して 怖くないのか
おばあちゃんの代わり⸺
私を殺して
おばあちゃんだけは…
そう頼むなら
目の前の子供を助けたいなら
既に死んだ子供たちは 諦めたらどうだ?
この子にも俺にも 時間があまりない
だから言え
ダメよ!
グムジュさん…
ベクジュ様が嘆くと
結界石もみんな嘆く
そうだな
子供は母の言うことを よく聞くもんだ
母の泣き声に必ず答える
じゃあ もう一度 泣きましょうか
悔いのない目だな
おばあちゃんは ほっといて
諦めていた君の人生に
俺が価値を与えてあげたのに
そうだったわ
でも 今は
おじさんと出会ったことを 後悔してる
予言書の中の男が ここにいるとは
ここの空だけが 黒く染められてた
悪いやつの居場所は やっぱり目立つ
ここで何を?
おばあさん
大丈夫ですか
ちょっとヨムジの方へ
若い神父さんと こんな形で会うとは
俺を知ってる?
君の兄を
もっと知っている
それで何を?
何をって?
公式には ウォン・ミホを助けて
個人的には 復しゅうと言っていいかな?
どっちも無理だろ
やってみなきゃ
いくら頑張っても
俺の指一本にすら触れず 消えるだろうが
君には必ず聞かせたい 話がある
どう?聞きたいか
興味ねぇよ
君は今 神の召命のために 俺と戦っているが
君の信じる神は その殊勝な心がけに興味ない
君が臓器を取られた時
君の兄が情炎鬼になった時
そんな兄を
自分の手で殺した時
君の神は一体どこにいた?
べらべらうるさいな
情炎鬼らしい
妖怪の特徴って口数が多い
もういい
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