The first 200 lines.
“シュックムヒルズ鉱業株式会社”
父さん
待ってよ
ねえ どうしたの?
遅刻はするしシェパードは足手まといだ
弟が病気なんだ
いい青年だが足手まといだ
僕が話すよ
解雇する
いいヤツなんだチャンスをあげて
帰る支度をしろ
父さん!
エリック?
エリック!
エリック!
助けて
どうした?
引っ張ってやる
父さん 助けて
父さん
父さん 助けてくれ
エリック!
父さん!
エリック…
エリック!
“炭鉱労働者の生存は絶望的”
“数百年 燃え続けるか”
“環境災害”
“炭層が発火した原因は不明”
“シュックムヒルズ”
“火災が続く”
“史上最悪の炭鉱事故”
アリアン ダレンだ
出発の準備はできてる
〝ダレン〟
荷物も機材も必要最小限にした
〝ショ︱ン〟
〝テリ︱〟
君に会うのを楽しみにしてる
〝ジェイミ︱〟
それじゃ
そろそろかな
聞こえた?
運転の邪魔するな
4時間前に高速を降りてから
地図に載ってない道を走ってる
彼女はプロだ
じゃあ…
運転のお手伝いしましょうか
黙ってて
批判じゃないよどうやって道が分かる?
野生の勘よ
皮肉は一級だ
ねえ アリアン
科学調査に同行した経験は?
クライアントの話はしないことにしてる
私の職業倫理よ
なるほど
でも今回の調査は世間の話題になるかも
私は案内をするだけ
そうだね
いい感じだ 絵葉書が欲しい
腹が減らない?
ここで待ってて
大丈夫?
そうか
すみません
5人分の水をください
車の冷却水もあります?
あと 道を教えてください
ピークスミルを過ぎて数時間 走ってるのに
目的地に着かなくて
どこへ?
シュックムヒルズ
知らんな
1970年代に火事で全滅した炭鉱町が この辺にあったはず
1972年以前の地図には載ってるのに
それ以降 存在が抹消されてるんです
何かご存じなら教えてください
戻った方がいい
このまま高速に乗って
街に戻るんだ
君のためだ
そう
どうも
デール マズいことが…
どう?
目的地は近い 行こう
やっとか
食べ物は?
戻ろう
ショーン?
ここにはない 引き返そう
ないから探しに来たんだ
ここはヤバい
そうか
戻って2年間の研究を無駄に…
つかまって
おい
いきなり何だ
つけられてる
道案内?
まさか
つかまって
スピードを落とせ 危ない
騒ぐな
スピードを落とせ
まける?
聞けよ!
飛ばしすぎだ
減速しろ
彼女に任せろ
いい腕だ
殺す気か
仕事をしたまで
殺し屋かよ
彼女には考えがあるんだ
やっぱり
何が?
ある意味 道案内よ私たちを誘導したの
それで どうする?
あの車 急に減速した
そこへ戻る
そろそろよ
周りを注意して見て
あそこ 右側を見ろ
“警告 危険”
ここだ
触らないで 電気が流れてる
そうか
“危険 立入禁止”
ダレン
なぜ電気フェンスが?
侵入防止だ
嫌な予感がする
門を越えないと
枝が細くて登れない
ケツがデカいからな
体脂肪率6%だぞ
そうかよ なんで分かる?
アリアン?
行こう
ここで野営する
注意することは?
まさか流砂とか?
陥没穴は地下の空洞が崩れて出来る
家畜や人に車家をのみ込むこともある
炭層が燃えて崩壊して出来ることも多い
ここも?
分からない
炭層火災の原因は
自然発火だったり採鉱時の事故だったりする
シュックムヒルズの場合は––
出火の原因が分からない
町や炭鉱労働者が消えた理由もだ
〝地下鉱山が崩壊〟
炭鉱労働者だったのかな
俺はもう寝る
またか
何の話?
まただな
ここは炭鉱じゃなかったという説がある
アメリカ版“地獄の井戸”だと
シベリアのコラ掘削坑
当時のソ連政府が世界最深の掘削を試みたが
地下 約12キロでドリルが壊れた
そこで 耐熱マイクを下ろすと
この音が録音されたんだ
一体 何だ?
地獄の亡者の叫び声
プレートが こすれる音の残響がゆがんだものだよ
採掘で岩盤が削られて起きる普通の自然現象だ
アメリカ政府が ここで掘削したというウワサがある
その結果 人も場所も存在を消されてしまった
心配すべきは流砂なんかじゃなく
仲間が科学原理を否定し論理的思考を放棄すること…
科学を否定してない
可能性の話をしてるだけだ
民話や神話や宗教は科学と人の経験が合体したもの
事実が混ざっていてもおかしくないだろ
知的設計論はビッグバンの否定じゃない
宇宙は神が創った可能性を否定しないだけ
宇宙の起源は約150億年前の初期特異点だ
君の意見だ
科学だよ
哲学の研究じゃない
キリストだって事実と神話の混合だ
何度目だ?
もうウンザリだよ
やめよう
君の説を言ってみろ
環境災害なのは明らかだ
僕らは地獄じゃなく穴と煙を探す
つまり地獄だ
説明ありがとう質問した僕が悪い
いつから?
分からん
電線が切られた?
というより ちぎられてる
野生動物が かじったとか?
No comments yet. Be the first to leave one.