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ウサギだよ ウサギ
第1話
イ・ヒャン(王)
父上
王妃キム氏
大妃(テビ)シム氏
大妃(テビ)シム氏
王の病状が 外に漏れてはならぬ
皆に口止めをしております
もし漏れたら 女官たちは首が飛ぶぞ
世子(セジャ)
世子(セジャ)
父上
この数年 よく耐えていらしたのに
必ず回復なさる
幼い世子を残して—
幼い世子を残して—
世子 … 王位継承者
世子 … 王位継承者
世子 … 王位継承者
逝かれるはずがない
頼んだぞ
どけ ウンソン大君(テグン)様が 戻られた
どけ ウンソン大君(テグン)様が 戻られた
大君 … 王妃の産んだ王子の称号
大君 … 王妃の産んだ王子の称号
ふざけやがって 消えろ
おい
無礼が過ぎるぞ
中に入りたければ 通行証を見せろ
大君様はな 遠征先で—
戦死なさった!
九死に一生を得られたのだ
大君様
尚膳(サンソン)への伝言を頼みましょう
尚膳(サンソン)への伝言を頼みましょう
尚膳 … 王のそばに 仕える官吏の長
尚膳 … 王のそばに 仕える官吏の長
尚膳 … 王のそばに 仕える官吏の長
大君様をご覧になれば ご本人と…
大君様をご覧になれば ご本人と…
不逞(ふてい)の輩(やから)を このまま帰すわけにはいかん
謀反の疑いがあるゆえ 拷問にかけて問いただす
連行しろ
イ・ガン (チニャン大君)
〝王様 危篤 〞
ユン・ナギョム
ご苦労さま
帰りも用心を
クッタン
勢力伯仲
王様側と我々の勢力が 拮抗(きっこう)しています
王様がご危篤だというのに—
大妃様は 王族を遠ざけています
大妃様は 王族を遠ざけています
ユン・ジャジュン
ユン・ジャジュン
機を逃せば…
手遅れになる前に 王様の遺言を受けねば
ウンソン大君もおらぬゆえ 遺言さえ受ければ—
旦那様が王位に
宮殿へ行く
お兄様は大臣たちを 宮殿へ集めてください
ああ
ご用意を
奥様 お客様です
ソン・ジャヒョン
ソン・ジャヒョン
ウォルリョン君(グン)様から 縁談がございました
どうか破談に
あの方は チニャン大君様の腹心
ゆえに お力添えください
嫁ぎ先を探していたであろう
何のお話ですか
私の側室になるのを 拒んだゆえ—
他の者を探してやった
私に操を捨てろと?
フィは—
戻らない
死んだのだ
受け入れよ
大君様が弟君を 死地へ追いやったのです
フィは—
王子として 自ら戦地へ行った
どうしても—
私の望みを 奪うおつもりですか
ウォルリョン君は 私のいとこだ
王族に嫁げるのだから—
喜ぶべきであろう
破談にしてください
誰の妻にも なる気はありません
あの者は嫌か
ならば やはり—
私がもらう
側室になれ
無駄足でした
大君様に—
人の心を期待するなど 愚かだったのです
夜道には気をつけよ
近く嫁ぐ身だ
何をなさるんです
ウンソン大君だけでなく うちの人にも近づく気?
あなた 縁談のある身でしょ
そんなに不安?
自信がない?
だから私を 嫁がせようとするの?
感謝して
私たちが世話しなければ 嫁げない
私たちの友情は—
どこへ?
もう友ではないわ
あなたが男たちに 媚(こび)を売り始めた時からね
私の人生は—
私が決める
嫁ぐのが嫌なら自害なさい
お嬢様 相手にせず 帰りましょう
3年前 大君の後を追って 死んでいれば—
いちずな女と 美談になったでしょうに
お嬢様 行きましょう
お幸せに
子宝に恵まれるといいわね
あなたは特別じゃない
どこにでもいる つまらない女なのよ!
駄目な奴(やつ)だ
冷たい!
おい こっちを見ろよ
ほら
まだ汚い
何する
もう一度
カチコチ
顔をつけろ!
もう一度だけ洗おう
この国の言葉は片言なのに…
大妃
大妃に会うだけ
“様”だよ
大妃様
そうだ
様…
大妃様
入れ
ずっと まっすぐ
まっすぐ
大妃…
様…
大妃様
まっすぐ
まっすぐ
大丈夫ですか
大妃様 今夜は居所で お休みになってください
いや 着替えたら 王の元へ戻る
大妃様のお体が…
王妃だけでは大変だ
無礼者 この方を どなたと心得る
大妃?
様
大妃…
様
この者を連れていけ
誰かおらぬか
早く兵を呼べ
兵を…
〝フィ 〞
大妃様
フィ
これは…
これは—
フィの血か?
私の息子か
イ・フィ (ウンソン大君)
ルシゲ
パク・キトゥク
不肖 イ・フィ
戻りました
ご挨拶申し上げます
生きていたのか
こんなにやつれて…
さぞかし苦労したのであろう
王が—
危篤なのだ
天が—
この母を哀れに思い
そなたを返してくれた
お引き取りを
王様に薬をお持ちしたのだ
すぐに取り次げ
大妃様の厳命で どなたも通せません
王様の弟君なのだぞ
日をお改めに
薬をお渡しできぬまま 王様に何かあったら—
責めを負ってもらうぞ
道を空けよ
王様
王様
王様
母上
何事ですか
王様はどうされました
崩御された
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