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KocchiMuiteyoMukai-kun(eps6)
A Commentary by pekochan05

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Published on: 2023-08-20
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The first 200 lines.

《10年ぶりに再会した

元カレ 向井君》

《全然老けてないし 全然太ってないし

相変わらず童顔》

何かサプリとか飲んでんの?

へ?

あ… ううん。

《…にしても あの飲み会

絶対 杉ちゃんに 仕組まれた気がするのは

私だけだろうか?》

〔久しぶり~〕

〔え… え… ちょっと待って〕

〔もしかして… いや もしかしなくても

向井君 来てるじゃ~ん!〕

〔杉ちゃん 私が「男性陣は 誰 来るの?」って聞いたら

あなた 「村田君とか」って 言ったよね?〕

〔「とか」にしちゃ多くない?〕

〔ねぇ 多いよね? 絶対 多いよね?〕

〔妙に意識してると 引きずってるみたいで嫌だし

ここは ひとつ…〕

〔カンパ~イ!〕

〔よしよし そつがなく切り抜けた〕

〔切り抜けたと思ったのに…〕

〔やっちまった…〕

〔向井君のイヤホンを

間違えて 持って帰ってきてしまい…〕

〔さくっと会って さくっと返す〕

〔さくさく帰る〕

〔そして “金曜ロードショー”を見る

はずが…〕

〔まさか 10年前の彼氏と

コーヒー飲むことに なろうとは…〕

〔あ~ “金ロー”見たかった…〕

〔結婚は?〕

〔してないよ〕

〔向井君は?〕

〔俺…〕

〔せき払い〕

〔俺も… 独身〕

〔そうなんだ〕

〔恋人は?〕

〔いないけど…

向井君は?〕

〔俺も… 今 いない〕

〔も~う! こういう空気に なるから嫌だったんだよ〕

〔せっかく この間の飲み会は うまく かわしたのに…〕

〔いやいや じゃあ 何で断らなかったんだろ…〕

〔結局 懐かしさに 負けたんだな…〕

〔元カレに懐かしいだなんて

なんて不毛な感情なんだろう〕

〔あ… その時計〕

〔「憧れてる」って 言ってたやつ?〕

〔買ったんだ〕

〔え… あぁ うん〕

〔仕事 頑張ったんだね〕

〔向井君は相変わらず 向井君だな〕

〔何か 懐かしさに 負け過ぎてる気がするけど

まぁ いいか…〕

〔また… 来てもいい?〕

〔いいよ〕

〔いいのか? 私〕

《そんなこんなで こんなそんなで

10年たっても 向井君は優しい男ではある》

《いいヤツ 優しい…》

美和子って ティラミス 好きだったよね?

《やさお…》

あ… そうかもね。

絶対聞いてなかったでしょ。 あぁ ごめん。

何でございましょう?

デザート 美和子の好きな ティラミスあるよって。

ホント? 食べたい。 ねっ。

あっ ねぇねぇ 向井君さ

クリームブリュレが 食べたいんじゃない?

半分こする?

する フフフ…。

あ~ おいしかったね。 うん。

お店の雰囲気も良かったし 楽しかった。

えっ 何?

いや~ 大人になったなぁって思って。

え?

昔はよく 食べた後に 文句とか言ってたよね。

あ~ そうでしたね 面目ない。 フフフ…。

まぁ でも 実際に大人になったよね。

10年たったんだから。

お互いね。

《よかった》

《こうやって会わなければ 美和子の中で俺は

あの時のダメな俺のまま だったんだよな》

フフ… 昔はモノマネとかして よくスベってた向井君がね。

いいよ そういうの 思い出さなくて。

あれ 何だっけ? あの テッパンだった芸人さんのマネ。

《美和子だって いろいろ変わってるはず》

《もしかして それを見せてもらえることって

めちゃくちゃラッキーなこと なのかもしれない》

よいしょ。 お邪魔しま~す。

どうぞ。 はい これ。

実は これ さっきから気になってた。

いいのに 手ぶらで… そんなに大人になったの?

何だよ それ。

あ~ おいしそう! クロワッサンだ。

明日の朝食にして。 ありがとう。

お茶 入れるね。 ほい。

テレビでも見てて。 うん。

美和子。 ん?

これ 電池切れてるみたい。 えっ ウソ。

新しいのある? そっちの棚の箱の中。

よいしょ…。

あ そっちじゃなくて…。

け… 結構いかついシェーバー 使ってんね ハハっ。

え? 美和子って そんなヒゲ濃かったっけ?

ハハハ…。 も~う んなわけないでしょ。

元カレのだよ。

そんな剃れなかったら 元カレのヒゲ

板垣退助みたいに なってるんじゃ? ハハハ…。

んなわけないでしょ 3か月やそこらで。

3か月…。

え… あぁ ごめん。

言う必要ないかなと思って。

3か月前ぐらいに 別れたんだよね…。

ふ~ん…。

言った方がよかった?

え? いや 別に。

ちなみに… どのくらい付き合ったの?

え? あぁ 付き合った年月?

5年… かな。

《この年齢の5年は

意味があり過ぎる~!》

ハァ…。

ハァ…。

何だよ。

お義兄さんこそ。

何か大変そうだな。

お義兄さんこそ。

飲む? >> 飲みましょ。

え~!

5年付き合った彼氏と別れて 3か月後に別の男とって…。

それは… え~!

何だよ。

お義兄さん 完全に 寂しさを紛らわすための

都合のいい男じゃん!

え~ だって 5年付き合って 33で別れるって…。

結婚できなかった ってことでしょ?

相手に 結婚願望がなかったとかさ。

それか不倫?

おい やめろ マジで。

やっぱり 俺は 寂しさ紛らわす要員なのかな…。

でも まぁ 誰でもいいわけじゃ ないだろうし。

彼女も お義兄さんのこと 引きずってたんじゃないすか?

そうなのかな? >> あ~ でも

う~ん 女の子は引きずらないか。

それは人によるだろ 主語 大きくするなって。

あ… そうっすね。

でも まぁ 結局 今 付き合えてんだから

何だっていいじゃないっすか。

人のことだと思って適当だな。

適当じゃないっすよ ハハハ…。

で? そっちはどうなの?

>> それが… また まみんが怒ってて。 え そうなの?

もう 何に怒ってんのか ホント分かんないんすよ。

元気君も大変だな。

>> お義兄さん 分かってもらえます? うん。

つか あいつ 怖えぇよな。

普段から怖えぇのに キレた時の声のトーンが

さらに怖えぇんだよ。 >> そうなんすよ。

しゃべらなくても もはや全身から キレてる空気が流れてるんすよ。

あ~ 分かる 分かる。 >> 空気が張り詰めるって

このこと みたいな感じっすよね。 そうそう そうそう。

そんでもって あの顔っつうか 表情も ふてぶてしいじゃん?

いや それはない。

まみんは いつだって かわいいです。

でも 機嫌悪い時の顔は…。

かわいいです。

つうか 俺たち 何で こんな 相手に気ぃ使ってんだろうな。

ホントっすよ。

好きな人と 楽しく暮らして いきたいだけなのに…。

だよな。

ハァ…。

ハァ…。

《俺は少し 浮かれ過ぎて いたのかもしれない》

《確かに なぜ美和子は

俺と また付き合ってくれる気に なったのか…

考えてもいなかったなぁ》

聞いてあげたいけど

今は 会わない方がいい。

しばらく自力で頑張るんだ 向井君。

ハァ~。

大丈夫っすか?

なぁ… なぁ 河西 お前 今までの人生で…。

>> はい。 彼女と別れてから

新しい恋が始まるまでの 最短記録 何日?

ゼロ日です。

ゼロ日!? マジ!?

俺 彼女がそんな間髪を入れずに 自分と付き合ってる

…って知ったら 正直 ちょっと嫌かも~。

ちゃんと吹っ切れてる?

ちゃんと俺のこと 好きになってる?って

超疑心暗鬼になるかな~。

だよな。 >> しかも もし いまだに

元カレと会える環境とかだったら ヤバくないっすか?

ちゃんと切れてるのか 不安になるわ。

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