The first 200 lines.
お願い 今度こそ…
ブライアン
リーフ先生
お母さんの迎えは?
まだなの
1人で待つなんて
今度は幼稚園の教室に いらっしゃい
宿題や復習をしながら 待つといいわ
それ何?
サプライズのパイよ 友達にあげるの
見る?
おいしそう
携帯をしまって
今でも本が好きでしょ?
実は私––
初めて絵本を描いたの
最初の読者になって
“スノーは 頭のいい子犬です”
“きれいな フワフワの毛が…”
“いつもご機嫌でした”
今の清掃員を 校内で見かけた?
うん
彼女に伝えてきて
“生徒が帰るまで モップ掛けはするな”と
足を滑らせて 大ケガをしたら大変よ
男の子なら 勇気を出さなきゃ
自分を守るために闘うの
できるわ
さあ 行ってきて
息子は何を?
迷惑な清掃員のせいで––
滑ってケガするところだった
そうだったのね
ブライアンは 心の優しい子よ
困ってる子がいたら すぐに手を貸すわ
だからこそ 強さを教えたいの
自分を守るために闘えと
安全に関わることだもの
それはどうも
ブライアン 遅くなってごめん
くたびれた
そうね 荷物を持って
助かったわ
いい母親になれる
ありがとう
それじゃ
ええ
ブライアン ゲームは控えめにね
さよなら
次の方から電話です
ジェフだ
郡刑務所の受刑者です
通話は録音のうえ 監視されます
拒否する場合は“9”を 受ける場合は…
こんにちは
ここよ
どうかした?
いえ 大丈夫
道に迷ってる?
友達と待ち合わせなの
お友達の名前は?
キム
私もキムと会うの
あなたも?
今日の集まりは 私が主催してるの
ごめんなさい
人を誘ったと キムから聞いたから
私はエミリー
どうも レスリーよ
よろしく
その荷物 持とうか?
そうね お願い
これ?
こっちを頼むわ
それから これも
キムとは どこで?
彼女の店で働いてる
新しい従業員ね 見つかってよかった
いつ この町へ?
2週間前だけど
ジャクソンホールに行く時 よく通ってた
結婚は?
まさか
まともな男が あたしと結婚するわけない
どう考えても無理
好みはムキムキ? それとも細身?
細身かな
あなたを誘いたがる男性を 7人は思いつくわ
夫の友達で いい人たちよ
デートするなら 写真を見てからね
会合のあとで話しましょ
みんなは2階ね
レスリー
キムとは友達?
彼女の子供を教えてた
じゃ 先生なの?
ええ
頭がいいのね
そうかも
お待たせ
遅くなってごめん
荷物を置いたら?
25分間 食べっぱなし
ごめんなさい 学校が忙しくて
彼女 最高に面白い
お手製のパイね
甘い物は大歓迎
また腕を上げた?
最初の会合に ふさわしいパイにしたわ
私からの感謝の気持ちよ
クソヤバい
教会の中よ
ごめん “おいしそう”だね
これってカギ十字?
単なる おふざけよ
あまり真剣に取らないで
食べよう
目より口で味わって
パイを会合の定番にしましょ
教会を借りられて 助かったわ
お安いご用よ
レスリーを紹介する 店を手伝ってくれてるの
よろしくね
カップケーキ取って
手を貸そうか? 妊婦は座るのも大変そう
そうなの 助かるわ
おいしそう
すごいわ
フルタイムで仕事して パイまで作るなんて
とろけそう
バターって最高よね?
おいしいものって なぜ体に悪いのかしら
ようやく––
会合を開けて 本当にうれしいわ
今日の目的は––
お互いを よく知ることよ
検討すべき議題が あるわけじゃない
私たちは手を取り合って––
多文化主義と闘うの
これまで私は洗脳されてた
白人であることを恥じ 罪の意識さえ感じてたの
西欧諸国の繁栄は––
私たちの夫や 父や兄弟のおかげよ
なのに その恩恵を––
他民族ばかりが享受してる
みんな洗脳されてた
私は町の学校で 教員として働いてるの
私の望みは––
母親になること
でも––
子供を授かるのに 少しだけ苦労してる
きっと大事な使命があるのね
このグループよ
ステキな名称ね 次の世代に引き継げる
それじゃ 順番に 自己紹介をする?
この会で やりたいことも話して
〝ア︱リア人団結を 目指す娘たち〟
不意打ちだった?
マージョリーよ
怒らせたくないけど 私は場違いかも
怒るだなんて そんな心配は無用よ
ここでは好きなことを 何でも話していいの
例えば––
今日 この会に 参加した理由は?
職場のことで悩んでるの
相談に乗るから 詳しく話してみて
実は––
この町で仕事をしてて…
先に言っとくけど––
これは個人の悪口じゃない
私は毎日1時間かけて バスで職場に通い––
2年間 がむしゃらに 働いてきたの
管理職になるためにね
でも残念なことに…
私の少しあとに雇われた コロンビア人の女性が––
管理職に昇進したの
ひどいわ
だよね
彼女は あなたが先だと 掛け合ってくれた?
いいえ
だから私…
この話 SNSに 投稿しないでね
このグループは 仲間を守るためにあるの
あなたが感じた気持ちは 間違ってない
とにかく––
私は闘おうと思って 上司に理由を聞いたの
なぜ私じゃないのかって
上司の答えは––
“彼女の方が指導力がある”
それを聞いて––
頭に血がのぼって キレちゃった
“逆差別”よ
なのに同僚たちは 誰も味方してくれない
私が変なの?
違うわ
意味不明よね
“多様性”とか“受容”とか
暗号みたいな言葉には ウンザリ
役所や会社の書類にも 書かれてる
なんならレシートにも
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