The first 190 lines.
(田口)じゃあ これ。 (由希)ありがとうございます。
(田口)あのぉ もし よかったらなんだけど
このあととかって…。 ごはんとかですか?
(田口)あぁ いや… できれば
静かな所で 話したいなって。
二人っきりで。
そういうのは やってないんで。 (田口)あっ あっ もちろん
お金は しっかり プラスで 払いますよ。
失礼します。 (田口)10万。
(田口)10万だったら どうですかね?
(紗奈)ねぇ なんなのこれ…。
(紗奈)なんなの?
(紗奈)由希?
(しおり)もしかして あのときの 10万円って…。
(恵)どういうこと?
ごめん。
~
おはよう。 あっ おはよ。
由希…。 ん?
昨日のことなんだけど…。 うん。
あの… みんなで話してね
ヘルプセンターみたいなところから 削除申請はしてて。
あぁ うん 大丈夫。
ん? 私あの人の連絡先わかってるし
なんとかできると思う。 えっ あっ でも…。
バイト行ってくるね。
田島さ~ん お願いしま~す。
は~い。
267番です。
お待たせしました。 ありがとうございます。
削除依頼の返事 来た? ううん まだ。
こういうのって どれくらいで 対応してくれるんだろ。
待ってる間に 広がらなきゃいいけど。
しかもさ この人 一人の女の子で
10パターンくらい 細かく動画とか 写真 出してんじゃん。
ブログとか 掲示板にも 投稿してるみたいだしね。
元データ 全部消してやりたい。
あのさ…。
~
由希 話があるの。
弁護士? うん。
今日 話聞きに行ってきてね。
そしたら 投稿削除したり 他に 投稿されてるところがないか
調べてくれるって。
その人の元データ消す命令? みたいなのも
できるっぽいし。 プロに頼むのが
いちばんいいと思うんだよね。
由希が嫌じゃなければ。
お金は? ん?
だって弁護士に相談したら たぶん 100万くらいかかるよね?
知ってたの? 私も一回 調べたから…。
大丈夫。
そう うん 大丈夫。
えっ 何しようとしてる?
いや みんな親から お金借りたりして…。
そんなことできないよね? あっ 違うって。
借りられる範囲で借りて 足りない分は
日払いバイト みんなで頑張ってって。
ねっ。 そうそう。
鈴木悠馬から奪う。
はぁ?
何言ってんの?
だって こうなったのは もとはといえば
鈴木悠馬のせいじゃん。 アイツからとるのが
いちばんいいじゃん。 えっ ちょ… ちょっと待って。
犯罪だよ? (恵)わかってる。
なんとか…。
なんとかするから。
これは私の問題だから みんなは考えなくていい。
なんとかできそうなの?
何? 私の問題って。
(恵)もし なんともならなかったら どうするの?
しようがなかったねって 片づけるの? 諦めるの?
(恵)これって それでいいことなの?
私は諦めたくない。
そんなの…。
諦めたくないよ 私だって。
こんなの嫌だよ。
気持ち悪いし 気色悪いし 最悪だよ。
でも どうにもできないじゃん! 100万円とるって…。
~
ねぇ
由希は 一人じゃないよ。
~
(たける)頑張ろうな マジで。 (悠馬)おう。
(悠馬)次のイベントは 集大成みたいなもんだからな。
フフフッ。 (大和)ヤバッ すっげぇ。
(たける)タレント 商社 金融
メディア系。
いや VIPチケットの購入者 こんなに豪華になるとは
思わなかったよ。 (翔)マジかよ。
あの人 VIPのチケット収益を
毎回 会場費に 充ててるんだけど…。
(しおり)チケット代集めるのも 会場への支払いも
全部 現金でやってるの。 なんで?
わかんない。 ってか VIPって何?
サークル内で選抜された かわいい女の子と
個室で飲める オジサン用チケットだよ。
なんだそれ…。 今回は
VIPチケットも売れてて たぶん 100万以上は
確実に集まると思う。
持ち歩くタイミングさえわかれば そこを狙えば…。
でも 私たち全員 顔バレてる。
それなぁ。
(バイブ音)
恵?
DM来た。
悠馬さんの彼女から。
はぁ? アイツ彼女いたの?
大丈夫? 恵…。
この人
味方になってくれないかな。
~
(ドアの開閉音)
(彩)はじめまして。 露木彩と申します。
川田恵です。
(彩)皆さんは 恵さんのお友達だったんですか。
私… 皆さんが この間
悠馬と モメてるのを見て…。
恵さんの名前を 聞くこともあって…。
それで その… 悠馬と どういう関係なのか
ずっと気になってて 連絡しました。
突然ごめんなさい。
私…。
彼との子どもを妊娠しました。
大丈夫ですか?
ごめんなさい。
ちょっと すぐには…。
(恵)彩さん。
今日 私が あなたと 話そうと思ったのには
理由があります。
私たち
あの人から 100万円奪いたいんです。
えっ? (恵)手伝ってくれませんか?
待ってください。
私まだ
悠馬が ホントにそんなこと…。
いや… 仮に
万が一 そうだとして…。
おっ ありさちゃん VIPの接待 OKだって。
おいしいよね。 いろんな人とつながれて
お小遣いまでもらえるんだから。
いいよなぁ 女は。 もぉ…。
俺らの未来のために 役に立ってもらいましょう。
夢ちゃんは? まだ返事ないから
催促しとく。 うん 頼んだ。
(たける)あっ 伊月。 ミーティングの出席率悪い子
ちゃんと声かけといてよ。 (伊月)ん… わかった。
(彩)悠馬。 おっ。
でね 父の会社の設立記念パーティーを
フロンシアの高木さんが プロデュースしてくれて。
えっ 高木って 高木和正?
えっ メチャクチャすごい人じゃん! えっ 彩 知り合いなんだ。
うん。 へぇ~。
あ… そういえば
他校の友達がね うちの大学の人と遊んで
妊娠しちゃったんだって。
えぇ~。
しかも 男の人は 逃げちゃったって。
うわ そんなひどいことできる人 ホントにいるんだ。
男として最低だね。
うん。
妊娠って
女の人 一人の問題じゃ ないのにね。
ねっ。
(バイブ音)
~
ん?
ううん。
ねぇ 今日 泊まり行ってもいい?
これもお願い。 あぁ ありがと。 うん。
あっ 今度のイベント 彩も来てよ。
えっ? 起業するときに
出資してくれそうな人たちも 来るからさ。
紹介したい。
目標 かないそうだね。
ん? 前に言ってたじゃん。
サークル大きくして 親の力 関係ない仲間とか
人脈築いて 成功して
父親のこと見返したいって。
あぁ… よく覚えてたね。
覚えてるよ。
すごいなって思ったから。
すごい?
抜け出そうとしてるんだなって。
私も 悠馬といたら
抜け出せるのかなって思った。
何から?
家に従順で
親にとって 都合のいい子から。
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