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“笑いのツワモノ!” スタンドアップ
“笑いのツワモノ!” スタンドアップ 拍手でお迎えください アシフ・アリ
拍手でお迎えください アシフ・アリ
アシフ・アリ
こんばんは NY 準備はいいかい?
ああ うれしいな
あまりに興奮して バカみたいに全身フムス色だ
だって この町は最高だろ?
多様性に富んでて うらやましいよ
俺が育った町とは違う
インド人は?
いるみたいだね
俺はインドじゃなくて アリゾナ育ち
父の仕事があったから 家族でアリゾナに移住したが
町にインド人はいなかった
白人とメキシコ人だけ
15歳まで 自分は メキシコ人だと思ってた
そうとしか思えなかったんだ
ボウルカットで サッカーをしてたし
マンゴーにはチリをかけてた
だからメキシコ人じゃないと 言われた時は腹が立った
“メキシコ人のフリはやめろ これ以上は失礼だ”と
友達に言われた
でもメキシコ人だと 信じ切ってた俺は
とんがり帽子を取って言った
“なぜ そんなことを 言うんだ?”
“今日は俺の誕生会だぞ”
とんだ差別主義者だ
そこからインド人になった
インドの人口が 10億を超えるなんて驚いたよ
国全体に コンドームをかぶせるべきだ
何にしたって10億は異常さ
亀だったら 半数にしようって話になる
10億人も子孫を作った祖先を もっと評価すべきかもね
苦行だぞ
インド料理のあとで セックスだ
リスクしかない
今夜 試してみるといい
インド人が最強って分かる
胸やけしてもヤれる
カレーが辛くなかったら 人口は40億を超えてたかも
中国人はいる?
親はセックスの話を しないだろ?
やっぱりね
10億超の人口を持つ国が その話をしないなんて驚きだ
でも よく考えたら当然か
話す暇がないほど ヤッてるからね
白人も見習うべきだ
アジア人客が少ないね
今頃 家で励んでるのかな
この前 インドに行った
いとこの結婚式に 出席するためだ
でも現地で ニュースを見て驚いた
同性婚を認めるか 審理されてたからだ
インドでは とっくに 認められてると思ってた
インドの結婚式に 出席した人なら分かるだろう
ゲイイベントと言っても 過言じゃない
男同士で 3日間も踊りまくるし⸺
馬に乗って登場する新郎は 首飾りをしてる
彼らがゲイを差別してたら 笑えるよ
“会場からゲイを締め出せ”
“さて 式を始めようか”と
新郎が男友達に ごちそうを食べさせる
“女も中に入れるな”
“鍵をかけろ”
盛り上がってきたらダンスだ
ストレートの男性を並べて 踊り始める
イケてる曲をかけよう
ジェイソン・デルーロだ
男同士で手をつないで 22分間 腰を振り続ける
隣の人と体を密着させてね
子供が その写真を見て ゲイ認定しないと?
バイの魔術師みたいな衣装だ
両親と同じような結婚式を いつか俺も挙げたい
両親は45年も連れ添った
想像できる?
昔の人だから 見合い結婚だった
“見合い結婚”で引いた? ひどすぎるぞ
ヨガ以外のインド文化には 知らん顔か
チャイは好きでも 見合いは認めない?
そうじゃないよね
今のデートアプリくらい 見合い結婚は普通だった
“いいね”は一度限り
母には 見合いを勧められるけど
アメリカ育ちの俺は こう返事してる
“結婚には愛情が必要だろ”
“恋愛映画みたいにさ”
見合い結婚をした人は 必ず こう言うだろう
“愛は学ぶもの”
インド人が手をこうしてたら だまそうとしてる証拠だ
“愛は学ぶものよ”
遠くにいる父の姿を見たあと
“父さんを愛してる?”と 母に聞いた
すると 母は 深いため息をついた
こんな感じでね
“まだ学んでる”
どれだけ学ぶんだろうね
俺は とにかく アリゾナを出たかった
当時 インド人は テレビに出る機会がなかった
出られたとしても タクシーの運転手役
あとはヘビ使いだ
でもアリゾナを出るためなら
ヘビ使いだっていいと思って 調べてみた
ヘビ使いって実在するんだね
笛でヘビを落ち着かせる
歌詞がないから ヘビは混乱しちゃうのかな
“デュア・リパを 聴かせてくれ”ってね
ヘビ使いを始めた人って 何を考えてたんだろう
笛の音色でヘビを鎮めるって
1000年前でも 相当 奇妙な案だ
“殺しちまおう”と 相談してたら
変なヤツが出てきたのかも
“いい案がある”
“惑わせばいい”
変なヤツだろ
そんなヤツが 初めてヘビを鎮めた時は
度肝を抜かれたはず
1000年前のインドの村だ
コブラが現れて 赤ん坊をのみ込もうとしてた
恐れをなした村人たちは 逃げてしまって
助ける人はいない
そこに…
煙幕の奥から現れる
森から出てきたのは
インド版の レニー・クラヴィッツ
シャツは全開で 肌はオイルでテカテカだ
“父さんと寝た男だ”と 村の子供は言ってる
その男はコブラに言い放つ
“すぐ聴かせてやるからな”
そして その時代の R&B的な曲を吹き始める
まるでアッシャーの ライブを見てるみたいに
コブラは酔いしれてしまう
ヘビ使いの成功に 村人たちは大興奮に包まれる
勃起してる人も
そんな中 彼は さっそうと去っていく
超イカれた状況だと思う
でも ある日 ハイになった俺は
すごいことに気づいた
コブラ目線で その状況を考えてみたんだ
少し考えてみて
君はコブラ 誰にも止められない
赤ん坊をのみ込んで 逃げる予定だったが
R&Bの笛吹きに 出会ってしまう
気づくと 笛の音色に惑わされてる
最初は自信満々だった
“全員 のみ込んでやる…”
“何これ”
“最高よ パパ”
“たまらない曲ね ネット配信してる?”
“舌が勝手に ペロペロしちゃう”
“お願いだから ちょっと待って”
“休ませて”
“あんたって 普通じゃないわ”
“何者なの?”
“カゴに入れて”
アシフ・アリでした どうもありがとう
続いて登場するのは サブリナ・ウー
サブリナ・ウー
拍手は終わり?
私は人を笑わせたい
でもアジア人だから よく聞かれる
“ご両親は どう思ってるの?”
母は こう言った
“笑うことの価値が 理解できない”
笑えるでしょ
この話を動画にしたら みんなに引かれた
“中国からの移民だから”と 言い訳したら
コメント欄が炎上した
白人の反応は “それって悲しすぎるね”
“笑わない人ばかりの 国なんて”
中国人は怒った “俺は笑うぞ!”
差別主義者と書かれて
“母は特別にイヤな女”と また言い訳した
父も面白い人よ
1年前 父に カミングアウトした
ありがとう
トランスジェンダーだと 告白したら
“俺は運転中だ!”
運転できると告白された
ホルモン治療をすると 話したら
“俺は自分の顔が嫌いだけど 整形はしてない”
肌も目も嫌いだと 延々と続けるから
止めるために言ってあげた
“父さん 悲しまないで セクシーなんだから”
“もし父さんが 父親じゃなければ…”
最後に父が言った
“体をいじったら ばあちゃんが死ぬ”
早く死んでほしくて 言ったのかな
父の言葉に 予想より傷つかなかったのは
成長したからだと思う
父が理不尽な発言をすると
子供の頃は 自分が悪いと思ってた
今 父がそんな発言をしたら
その神経を 疑えるくらいになった
自閉症かナルシスト 女性差別者かもしれない
ゲイだったのを隠してたかも
ゲイと言えば…
私には特技がある
相手の笑い方で ゲイか見分けられる
ちょっと見ててね
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